Lyric

眠れなくて遅く起きた朝

拭えない黒い夢

何かを悟った昨夜

でもまた曇る心模様

硬い表情で

不安を抱えて家を出る

上手くこなしていける

携帯の時計見てつぶやく

白みかけた空に

銀色の淡い星がまたたく

職場までの道のり

往来の少ない通り

歩く足取りが初夏の季節を感じ

段々とスピードを増し

ヴェルヴェット色の後悔の背景

アオサギの影で希望を感じ

木々の生命力は成長の象徴

確実に進む時間

春の終わりなのに

情景のキャンパスにあふれる色

次第に高く上る情熱のお日様

空に白く残る慕情のお月様

ビルの屋上から飛び立つカラス

道案内つとめてくれる

黄色い蝶ふわふわ心軽く舞う

吹き抜ける風は体を後押し

振り返る頬を優しくなでて

匂いすら運んでくる

思い出す恋の香り

優しい思い出の様に

きらきらみなもが輝く川

好き勝手に

魚の気持ちを考えたり

晴れてほしかった雨の日

運の無さとか引っ張り出しちゃう

そりゃ不条理な事があれば

そうなるかもね

つらい事があると

すぐ逃げ出しちゃう僕

自分じゃどうにもできない

世界に見放されて抗えない

上手くコミュニケーションとれないとかさ

でもそうやって繰り返すうち

それが誰かの力になってる

額に手のひらかざし

見上げた何もない水色

この空間はしんぴで彩られてる

そっと見守っている強い力