ロマンチシズムのジャケット写真

歌詞

紫陽花

ムラタユスラ

浜辺の白砂よりも白い

君の身体をすり抜けて

夏の風が上っていく

白妙の頂へ

夢中の恋は霧のように散る

戦ぐ地平に鳥が往く

拙い生き方ばかりしてる

指切りと裏切りと

二人は幸せを知らない

幼い頃大人に教わったように

傷つけ合う

紫陽花は移り気 露弾く花びらを

そっと指で撫ぜて

そっと指で撫ぜて

蜜月の面影も路面電車がかき消す

そして海へ向かう

そして海へ向かう

心は淵となり流れていく

浦に入る前にうち枯れる

みちを交わしてあやを取りあう

二筋の渓流が

額に張り付いた髪を

除けて君が振り返る

凪いだ海のようなその瞳で

光の下 色づく物憂げな花びらを

そっと指で撫ぜて

そっと指で撫ぜて

真心を道連れに路面電車が駆け出す

そして海へ向かう

そして海へ向かう

八十島に夕映えが反射する

僕らの目を眩ます

紫陽花は移り気 露弾く花びらを

そっと指で撫ぜて

そっと指で撫ぜて

蜜月の面影も路面電車がかき消す

そして海へ向かう

そして海へ向かう

  • 作詞

    ムラタユスラ

  • 作曲

    ムラタユスラ

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ムラタユスラの2ndアルバムとなる今作『ロマンチシズム』は11曲入りのフルアルバム。12人のミュージシャンが参加し、各々が持ち味を発揮した今作は間違いなくバラエティ豊かな仕上がりになったと言える。 「MUSIC MAGAZINE」2020年10月号にアルバムインタビュー掲載予定。
作曲面では、AORに影響を受けた「寒水」「愛の綿が降る」や、90年代邦ロックへの憧れから作られた「紫陽花」「パラソル」、さらにディキシーランドのリズムを拝借した「ひどく虚しい朝」やスウィング色の強い「不可逆のユニヴァース」など、ムラタのソングライティングを様々な面から味わえるアルバムが完成した。2020年9月12日(土)Studio Crusoeよりリリース。

アーティスト情報

Studio Crusoe

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