歌詞

コンビニのあかりに

浮かぶ吐息ひとつ

あなたもどこかで

同じ空を見てるの？

冬の匂いを吸い込めば

胸がそっと疼いて

懐かしいのに

届かない場所

並んで歩いた日々の

似たコートの温度

今は　すれ違う道で

二人の季節は

まだ終わらないまま

触れられなくても

同じ寒さを感じてる

すぐに溶ける雪でも

落ちる場所は同じ

名前のない温度で

まだ繋がってる

てぶくろの中では

震える指先が

あなたの面影を

隠すように揺れる

過去形にできない

思い出があって

未来に変えられない

愛もまだある

離れた居場所でも

同じ風が触れて

夜の交差点で思い出す

二人の季節は

まだ消えないまま

離れた距離さえ

胸の鼓動を強くする

誰にも言えなくても

忘れたふりはできず

雪解けを待てずに

心は芽吹いた

「大丈夫だよ」と

ほんとは言えないけど

「幸せでいてね」なら

そっと言える

たとえ季節が

いつか変わっても

失えないものが

またひとつ増えた

すぐ届かなくても

隣にいた記憶が

あの日の鼓動を

今もあたためてる