愛のあとに来るもののジャケット写真

歌詞

既読のない冬

Blue Letter

冷たいディスプレイを

そっと指でなぞるたび

あの日のあなたがまた

雪みたいに浮かんでくる

通知は来ないのに

待つことだけは止められない

光のない画面ほど

胸の奥が痛む

僕のいない場所で

あなたが笑ってる

それを想うだけで

息がゆっくり詰まっていく

既読のない冬が

心の音を締めつける

返事はいらないから

ただ生きていてほしい

届かない願いほど

深く凍りついて

あなたの影だけが

僕を離さない

消せと言われた写真を

まだ捨てられずにいる

少しぼけた笑顔なのに

世界で一番きれいで

名前を呼べない夜は

重ねた指の明かりだけ

あの日のあたたかさを

まだ覚えている

思い出の中は

あなたは振り返るのに

現実のあなたは

遠い方へ歩いていく

既読のない冬が

僕をさらに凍らせる

こうしんがなくても

愛は静かに続いていく

こごえたしんぞうを

そっと手のひらで抱きしめ

今日もまたひとり

あなたを待っている

呼ばれない名前でも

想っていいならそれでいい

触れられない距離でも

まだここにいる

既読のない冬が

春を遠ざけても

止まらない鼓動だけ

あなたを探している

凍った画面の奥で

誰にも見えないまま

僕らのつながりが

まだ消えずに残っている

  • 作詞者

    Blue Letter

  • 作曲者

    Blue Letter

  • プロデューサー

    Blue Letter

  • ボーカル

    Blue Letter

愛のあとに来るもののジャケット写真

Blue Letter の“既読のない冬”を

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愛のあとに来るもの は、
恋が終わった瞬間ではなく、
そのあとに続いていく時間そのものを描いたアルバムです。

手放すという選択、
触れないという距離、
それでも消えずに残る感情。
本作は、別れを結論として描くのではなく、
愛が終わったあとに人がどう生きていくのかを、
静かな視点で見つめています。

前半では、抑えきれない欲望や揺れ動く心を描き、
中盤では、連絡の途切れや距離の実感、
冬という季節の中で沈殿していく感情を丁寧に追います。
終盤では、相手の幸せを願うという形で、
関係にひとつの区切りが与えられます。

そして最後に置かれた Bonus Track は、
すべてを終わらせたあとに、
それでも否定しなかった愛を静かに語ります。
戻るためではなく、
生き続けるために残された一曲です。

愛のあとに来るもの は、
失恋の物語ではなく、
愛と共存しながら歩いていく時間を描いた作品です。

アーティスト情報

Blue Letter Records

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