

あなたの声を思い出す夜
息をひそめても 聴こえてくる
冷たい風が窓をなでて
名前を呼ぶように泣いてる
閉じたチャットの画面
最後の「またね」だけが残る
時間だけがこうしんされて
心は置き去りのまま
あの頃の笑い声が
雪の下で眠ってる
掘り出せないまま 春を拒む
凍る声がまだ
胸の奥で鳴ってる
言葉じゃない音で
あなたを探してる
愛してるを言えたら
少し楽になれたのに
ちんもくの温度だけが
今もあたたかい
メッセージの下書きを
何度も開いては閉じる
送れないままの想いが
デスクの隅で積もっていく
夜のニュースが流れて
誰かの幸せを告げる
それがあなたならいい
そう願ってしまう自分が嫌で
「会いたい」って言葉は
嘘よりも重くなる
吐いた息に溶けて消えた
凍る声がまだ
耳の奥で響く
あの日のトーンで
僕を責めている
閉じ込めたはずの恋が
息をしてしまう夜
冷たさの中に
確かに生きている
雪明かりの中で
影を見つめていた
あなたじゃないのに
あなたに見えてしまう
凍る声がまだ
遠くで歌ってる
誰にも届かない歌
僕だけの祈り
季節が巡っても
解けない旋律
あなたの声で
心はまだ冬のまま
- 作詞者
Blue Letter
- 作曲者
Blue Letter
- プロデューサー
Blue Letter
- ボーカル
Blue Letter

Blue Letter の“凍る声”を
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ストリーミング / ダウンロード
- 1
Silent Desire
Blue Letter
- 2
Dark Desire
Blue Letter
- 3
ふたりの冬休み
Blue Letter
- 4
二人の季節
Blue Letter
- 5
既読のない冬
Blue Letter
- 6
アクセスの雪
Blue Letter
- ⚫︎
凍る声
Blue Letter
- 8
会えない Christmas
Blue Letter
- 9
触れないで生きている
Blue Letter
- 10
Happy birthday
Blue Letter
- 11
Until I Let You Go (Bonus Track)
Blue Letter
愛のあとに来るもの は、
恋が終わった瞬間ではなく、
そのあとに続いていく時間そのものを描いたアルバムです。
手放すという選択、
触れないという距離、
それでも消えずに残る感情。
本作は、別れを結論として描くのではなく、
愛が終わったあとに人がどう生きていくのかを、
静かな視点で見つめています。
前半では、抑えきれない欲望や揺れ動く心を描き、
中盤では、連絡の途切れや距離の実感、
冬という季節の中で沈殿していく感情を丁寧に追います。
終盤では、相手の幸せを願うという形で、
関係にひとつの区切りが与えられます。
そして最後に置かれた Bonus Track は、
すべてを終わらせたあとに、
それでも否定しなかった愛を静かに語ります。
戻るためではなく、
生き続けるために残された一曲です。
愛のあとに来るもの は、
失恋の物語ではなく、
愛と共存しながら歩いていく時間を描いた作品です。
アーティスト情報
Blue Letter
名前のない音。感情の残り香を、そのまま歌にしているだけ。 ジャンルも形も決めない。ただ、心が動いた瞬間の“記録”。
Blue Letterの他のリリース
Blue Letter Records



