Prism of Voicesのジャケット写真

歌詞

四季ノ匣と失くした声

Manaca

春の桜が 血のように散る午後

地図にない駅で 降りた僕の左手

握りしめてた 銀の指輪が溶けて

アスファルトに刻まれた 「北極星の芽を探せ」

蝶の羽根の モールス信号

「5月の雨に 隠された鍵」

向日葵畑 真ん中で眠る

逆さに流れる 川のレコード

解けば解くほど 深まる四季ノ匣

夏の蜃気楼 指をすり抜ける

秋の落葉が 囁く君の名

冬の星座が 涙で滲む

永遠に廻る このリセットボタン

また最初の春が 僕を切りつける

蝉時計が 13時を指したら

砂浜に浮かぶ 硝子の階段

登るたび剥がれる 皮膚の下から

現れる数字 19450615

鏡の海に 溺れたマリオネット

「次の手がかりは 虹の分解能」

紅葉の脈に 流れるバイオリン

校舎の裏で 聞いた覚えがある

雪の結晶 拡大すると見える

微小な文字で 「許さない」

解けば解くほど 深まる四季ノ匣

夏の蜃気楼 指をすり抜ける

秋の落葉が 囁く君の名

冬の星座が 涙で滲む

永遠に廻る このリセットボタン

また最初の春が 僕を切りつける

気付いたんだ 僕自身が

最後のピースだったこと

植えられた記憶 芽吹いた瞬間

全ての季節が 逆回転

「ごめんね」が 桜色に

染まる前に――

解けば解くほど 壊れる四季ノ匣

夏の太陽が 指紋を焼いた

秋のリンゴに 噛まれた牙痕

冬の吐息が 過去を殺す

もう廻せない このリセットボタン

最後の春が 時を食い尽くす

零れた光の粒

拾い集めて また新しい謎

君の声だけ どうか どうか

この耳に 刺さったまま

永遠のパズルで いてほしい

  • 作詞者

    Manaca

  • 作曲者

    Manaca

  • プロデューサー

    Manaca

  • サンプリング元のアーティスト

    Manaca

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