歌詞

寒い冬に向き合えずに暖かい寝床の中

優しくされる夢を見ながら春を待っていた

人のフリしてみても本当の心は毛むくじゃらです

傷付ける爪しか持たないけど優しい言葉も知らないけど

あなたに笑って欲しくて

分かって欲しいと思いながら分かられたくないとも思ってる

きっと人にも獣にもなれない

気付きたくないことほど無理矢理気付かされて生きていく

明日は正しくなれるかなぁ？

矛盾だらけの気持ち抱えて今日も向かう

あなたに会いに麓まで

川を泳いで卵を産んで死んでく姿に憧れた

ゆっくり下っても転げ落ちてもゆく先は同じ

見えなくて怯えてた先が見えてなお恐ろしくなった

いつか死ぬまでにこのちっぽけで暗い空っぽに詰める何かを

見つけられるのか？

分かって欲しいと思いながら分かってもらう自分が分からない

まるで昼間に浮かぶ月のよう

傷付けられないように周りを傷付けて生きていく

きっと山にも町にも居場所は無い

嫌われたくないと思いながら自分がまず自分を嫌ってる

なんて自分勝手な命だ

変わりたいと願いながら変えられてしまうことを恐れてる

今はこの白い雪に溶けたい

この物語の主人公は僕じゃなくあなたであって欲しい

そんな馬鹿なこと本気で願うよ

分かり合いたいけれど遠く届かない人であって欲しい

どうか勇気をください

破綻だらけの心抱えて今日も向かう

あなたに会いに麓へ

近く遠くにいて

あぁどこにいたの探してたよ