Lyric

細い髪が流れる そよぐ風になびいてる

窓の 木漏れ日を透かし

憂い帯びたその目に 今 君は何を見る

退屈そうね 無造作な部屋の中

目が離せない その耽美は

悪い夢の続き

目が離せない そのたんびに

熱帯びて 甘い未知と溶け合う

もはや引けない

過ぎ行く 時にすら 身を委ねて

君を映すだけ

嫌悪が心揺らす 美麗淡々毒す

窓の 月明かり 眩しい

憂い帯びたその目に 今 君は何を見る

窮屈そうね よぎる禁忌は愚か

視線落ちたその先には

突き刺す棘 見えて

琴線触れ 手を下した

目が覚めた

熱を凪ぐ 長雨 夜半を打ちつけ

もはや引けない

欺いた私 君は変わらず　美しいまま

腫らした眼 瞑って見えた

願いのせた南十字

すくわれた心 宿す君 共に

熱帯びた 赤は光り 導く

もはや引かない

過ぎ去る 時にすら 身を委ねて

君を映すだけ

失ってやっと分かった　煌めいた憧れは

凍てついた心 溶かして　君の自由を願って

震える手で祈って

結んでた口に差したルージュ

蕾の朝　満ちてくの