歌詞

誓いを立てたその日から

解けない闇に囚われた

星の下ただ祈った

「守って」と願ったあの声

生贄として選ばれた

運命の日に

連れて行かれた妹

僕はその光のために

すべてを捨てて踏み出した

生まれた意味を探してた

君が笑ったあの日の夢

ただ「兄さま」と呼んでくれた

それがすべてだった

神の声を聞いたと言う

けれど誰も聞いたことはない

白く輝く廊下の先に

本当の夜が潜んでた

信じた世界の裏側に

人を捧ぐ奉仕の影

気づかぬふりをしてた者たちが

正義を謳ってた

「一人じゃない」って言ってくれた

あの日の手を僕は握ってる

どれほど深い夜でも

届くなら声を伝えて

星よ刻め答えを

妹の願いを

決して無駄にしない

守りたいただそれだけ

世界を敵に回しても

赦されなくてもいい

命で償う時が来ても

捧げられた言葉の中に

涙の足跡があった

「傷ついても守りたい」

その願いが世界を支えてた

彼女が歌った最後の祈り

それは神よりも優しかった

一瞬のぬくもりのために

百万の詩を沈めた

取り戻せないものがある

でもまだ終わりじゃない

たとえ一人になっても

この手を伸ばす夜を越えて

何も言わず微笑んだ

最後の言葉が突き刺さる

「世界を救うというのなら

私の願いも救って」

迷いながらも突き進む

愛のために嘘をついた

「救うために壊す」ことが

本当の哀しみならば

神よ見ていてくれ

これは僕の選択だ

消えていった祈りの光

そのぬくもりが世界を繋いだ

たとえ一緒にいられなくても

あの日の声が道標になる

妹よ

君のために

世界にさよならを言ったんだ

そして始まる

一つの願いからすべてが変わる

たとえ誰も知らなくても

その祈りがここにあったこと

僕はずっと歌い続けるよ