

いつも側にいたね 晴れた日も雨の日も
あなたがいたから超えてきた いくつもの思い出よ
あなたが称えられたとき 喜んだのはわたしだったね
あなたが責められたとき 傷ついたのはわたしだったね
あの日に あなたの息の根を わたしは止めた
あなたが朽ち果てていくのを
静かに 私は見つめていたんだ
生命(いき)を止めたのはわたしなのに
涙が溢れて止まらないのはどうして
重ねた幾つもの思い出が
音をたてて砕けていった
そこにはもう何もなくなった
私がただ立ち尽くしていた
人間(ひと)であることを 許されるために
わたしはあなたの背中を ずっと追いかけていたのかもしれない
あなたに全て捧げた わたしのこの青い時間を
あなたはそれを飲み込んで わたしになっていった
ふたつの輪郭(せん)が重なって 壊れていった
あなたが朽ち果てていくのを
静かに 私は見つめていたんだ
生命(いき)を止めたのはわたしなのに
涙が溢れて止まらないのはどうして
私とあなたを繋ぐものは
今では記憶の中だけ ただそれだけ
想像の中で生きているといわれても
それが私の世界の全てだから
あなたは私であった故に いつもいつも苦しかった
私はあなたから逃げるため あなたの息の根を止めた
私はあなたであることをやめた
私はあなたじゃなかった
夜空が広がっていった
私はまだそれでも泣いているよ
今は・・・光は差さないけれど
もう・・・前を向いていくよ
私は私であるから
もう帰らないように
- 作詞者
蒼葉 陽月
- 作曲者
蒼葉 陽月
- プロデューサー
蒼葉 陽月
- ボーカル
蒼葉 陽月

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残像 (first arrange ver.)
蒼葉 陽月
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