Lyric

今宵、三百年樹の下で

君に愛を叫びたいんだ

待ち合わせ１時間前

胸の高鳴り弾けそうだ

今日は年一度のお祭り

行き交う人混みに見つけられるかな

浅い呼吸になっていく重い空気に

自我を保つのも一苦労

二人の恋、行方は見失いがちで

いつか隣には君の笑顔を

止まらず焦ることなく

けれど私みんなと違う

愛を簡単に呼びはしない

重く面倒くさいけれど

人に決められる愛を叫びたくない

今宵、三百年樹の下で

君に愛を叫びたいんだ

待ち合わせ時間になる

戸惑いバレないか不安になる

二人きりの気まずい瞬間

手足の震え止まりそうにないんだ

でもありきたりな言葉では

収まりきらない愛なんだ

屋台が賑やかに色を灯す

緊張がほぐれてはぐれないように

手を取って二人は走る

特別な日に向かって

急に鳴った花火が

焦る心に棘を刺す

思い切って勇気出せば

私、いつも待ってた

何年も想い続けたよ

だから勇気出して伝えてよ

二人の縁結びに歯車が進んで

愛してゆく

今宵、三百年樹の下で

君に愛を叫んでいたんだ

どうぞこれからもよろしくね

なんて照れては笑っていた

ぽつりと明かりは消えてゆく

触れた手と手は離れないまま

楽しい思い出を紡ぎながら

きっと二人ならどこまでも

今宵、三百年樹の下で