

最後に優しかったのが
ずるいと思った
責めてくれたらよかった
少しくらいひどい言葉で
君を嫌いになる理由を
僕に残してくれたらよかった
閉まりかけた店の前で
君は先に笑ってみせた
寒いねって言った声が
あまりに普通で苦しかった
終わることは
もうわかっていたのに
君の優しさだけが
最後まで僕を迷わせた
最後に優しかったのが
いちばんずるかった
嫌いになれないまま
夜だけが長くなった
傷つけられたなら
忘れる理由にできたのに
大切にされた記憶ほど
あとから胸に残っている
返すものなんてないのに
借りていた傘を持っていた
もう会う理由を探すみたいで
自分でも少し嫌になった
君が最後に振り向いた場所を
今も避けて歩いている
何も言わなかった背中のほうが
言葉よりずっと残っている
最後に優しかったのが
いちばんずるかった
終わりをきれいにされたぶん
僕だけが汚れたままだ
戻りたいわけじゃない
でも嫌いにもなれない
そんな中途半端な気持ちを
低い声で抱えている
最後に優しかったのが
ずるいと思った
嫌いになれたら
少しは楽だったのに
- 作詞者
GREYLINE
- 作曲者
GREYLINE
- プロデューサー
GREYLINE
- ボーカル
GREYLINE

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最後に優しかったのが、ずるい
GREYLINE
アーティスト情報
GREYLINE
GRΛYLINEは、3人組の男性バンド。 顔や個人像を前面に出さず、音楽と“状態”だけを提示するプロジェクトとして活動している。 作品ごとに声の距離や温度が変わるのが特徴で、 それはキャラクターの変化ではなく、 感情やフェーズによって声の位置が変わるという考え方に基づいている。 内省的な夜を描いた『言えなかったままで』、 日常を肯定する『Clear Days』、 そして身体が先に動く『MOVE FIRST』。 GRΛYLINEは、 考え、立ち止まり、動き出す?? そのすべてを同じ時間軸の中で鳴らし続けている。 姿はシルエットのまま、 音だけが前に進む。
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