うつし世のジャケット写真

歌詞

うつし世

ツクヨミ - 月詠

朝の光が 床を横切って

昨日の雨を 乾かしてゆく

開けた窓から 知らない風が

薄いカーテンを 持ち上げた

遠くの足音まで聞こえる朝を

僕はしばらく 見つめていた

何も起きていない

それなのに なぜだろう

世界が少し 近くに見えた

風が頬に触れる

雲が形を変える

僕は今 ここにいる

僕は今 ここにいる

見えること

聞こえること

この胸がまだ動くこと

当たり前だった今日が

こんなにも まぶしい

歩道橋の冷たい手すり

車の音が下を流れる

誰かが落としたレシートが

風に追われて転がった

信号が変わる 人が渡る

僕も 遅れて 歩き出す

あの日の僕には

見えなかったものが

こんなところに

いくつもあった

風が街を抜ける

雲が形を変える

僕は今 ここにいる

僕は今 ここにいる

触れること

感じること

この場所で息をすること

当たり前だった今日が

こんなにも まぶしい

ずっと前の夜

明日なんて

来なくてもいいと思った

壁の時計だけが

僕を置いて

先へ進んでいた

あの夜の僕に

何を言えばいいのか

今もわからない

ただ この風を

今の僕が見ている景色を

そっと見せたい

季節は何度も

僕を追い越した

知らない朝が来て

知らない夜が来た

それでも今

ここにいる

ここにいる

風が頬に触れる

雲が形を変える

僕は今 ここにいる

僕は今 ここにいる

見えること

聞こえること

この胸がまだ動くこと

あの日の先にある今日を

僕は今 見つめている

まだ見ていない景色がある

まだ知らない季節がある

また立ち止まる日も

きっとあるのだろう

それでも風が吹くなら

もう一度 窓を開けよう

風がゆく

雲がゆく

街は今日も

動いている

僕もここで

息をしている

この目で見るために

この手で触れるために

今日という

うつし世を

  • 作詞者

    石田 道子

  • 作曲者

    石田 道子

  • プロデューサー

    TERU

  • ミキシングエンジニア

    Michi

  • マスタリングエンジニア

    Michi

  • グラフィックデザイン

    Michi

  • ボーカル

    Michi

  • ソングライター

    Michi

  • プログラミング

    Michi

うつし世のジャケット写真

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    うつし世

    ツクヨミ - 月詠

今日まで来たから、見られた景色がある。

風が頬に触れること。雲が形を変えること。遠くの音が聞こえること。何気ない今日の風景の中に、生きてここまで来たからこそ気づける瞬間がある。

ツクヨミ - 月詠の『うつし世』は、過ぎ去ったつらい日々を抱えながらも、今この世界にいることの意味を見つめる、アコースティックなJ-POP。

まだ見ていない季節、まだ知らない景色。そのひとつひとつに出会うために、今日という時間を生きていく。

繊細な女性ボーカルとアコースティックギターの響きに、静かな希望を込めた一曲。

アーティスト情報

ツクヨミ - 月詠

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