

遠くにあった未来は、いつの間にか目の前にあって
いなくなった人もいれば、帰れなくなった場所も出てきた
山を読んでたあの日の、夕暮れには戻れない
風のせいで息ができなくて、窓を閉めた、午後7時には
いつかまた会えるとしても、あの頃のようじゃないだろう
記憶に陽炎が揺らいで、知らない顔で立ち去る
遠くに見えてた未来は、通り過ぎていた
あの匂いももう嗅げないよ...何も印のない地図みたい
ボクが無くなったあとの世界
住んでいた家、もう跡形もない
誰かが覚えてるわけもない
知らない命が踏ん張っていて
愛するあの人もいない
知ってる人も誰もいない
でもそれが「回る」ということかい?
忘れられるってのも良いのかもね
いつかまた会えたとしても、時は進むだけなんだろう
みんないたあの頃にはもう、戻れないってことなんだ
- 作詞者
yato
- 作曲者
yato
- プロデューサー
yato
- ギター
yato
- ベースギター
yato
- ボーカル
yato

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Key Orc
yato
かつて確かにあった未来。そこにいた誰か。戻れなくなったあの日の夕暮れ。
時間は進み、風景は変わり、匂いも感触も消えていく。それでも、胸の奥に残った微かな記憶が、今も確かに生きている。
もう戻れない日々と、再会できても変わってしまった世界。そんな「消えゆくもの」への祈りを綴った楽曲だ。
静けさと切なさが交差する旋律にのせて、「もう会えないかもしれない誰か/なにか」にそっと手を伸ばすように、聴いてもらえたら嬉しい次第である。
アーティスト情報
yato
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