Lyric

運命の波にさらわれて

たどり着く岸はなく

真珠の海底に沈んでる

愛の光は遠すぎる

今は眠りの貝の中

あなたの声に澄ます耳

泡沫とは知ってるけれど

真珠の味は塩辛い

女の涙でできてるから

男は舐めたがるけれど

知っていいのは一人だけ

男の作った社会では

女の死骸で累々埋まる

わたしは埋まったりするもんか

ハートを真珠で丸め込み

閻魔の舌だって巻いてやる

わたしを転がせると思うなよ

女の涙は穢れを包むためのもの

真珠に死骸を変えないと

女の涙は浮かばれない

だから男を打ち倒す

あの人以外はみんな悪だ

悪い男をやっつけて

世の女たちを救っていこう

あの子はわたしの片割れで

元のままのわたしだから

あの子を守ることができたら

わたしも昔に帰れるかな？

悪い男はやっつけて

あの子のことは守らなきゃ

乙女の時は短し 魔の手は多し

真珠の乙女は今日もゆく

偽りをナイフに変えて

悪い男を刺してやる

全ての屍を乗り越えて

女の輝きを増していこう

悪いことだとはわかってる

あの人は見つけてしまうかも

そのことだけは恐ろしい

心を宦官にして

愛の纏足をはめたなら

あなたのことはひた隠し

片割れを守って生きていくの

あなたが隣にいないなら

ひとりぼっちの方がいい

闇に浮かぶ月のように

全ての女を照らすため

真珠の海に想いを溶かし

今日も闘いの幕は開く

儚く散るとはわかってる

哀しみで魂が輝くなら

そんな輝き欲しくない

あの人が見つけるだけの

ただの火照りであってほしい

胸に涙をため込んで

心の輝きを強くして

男を引き寄せ

やっつけて

あの人の写真を抱いて寝る

矛盾で心が砕けそう

戯れ

なんかもうたくさん

思い出すのは初恋の味

唇を噛みしめて

涙で心が固まったら

今日も闘いの鐘は鳴る

冷たい夜風に心を揺らし

月の光で想いを隠し

真珠が月になるまで待とう

あなたのことはそれまでお預け