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トミー・エマニュエルが愛娘アンジェリーナに捧げた曲。彼が2004年にリリースした『Endless Road』に収録されている名曲だ。この曲が本作のこれまでの5曲とは異なったギター・スタイルで演奏されていることにお気づきだろうか。
ケントはドン・ロスやアントゥワン・デュフール等に代表される、いわゆるコンテンポラリーなフィンガースタイル・ギタリストたちの楽曲を主に演奏してきており、それらは曲によって多種類の変則チューニングを使用し、タッピングやヒッティング・ハーモニックスなど様々なテクニックも使われている。しかし、この曲はチューニングもスタンダード・チューニング(EADGBE)の低音6弦のみを1音下げたドロップDチューニング(DADGBE)が用いられており、よりオーソドックスなスタイルで演奏されているのだ。
元々の楽曲での演奏でトミー・エマニュエルはフラットピックを使い、右手の中指や薬指も駆使してフィンガーピッキングっぽくプレイしているのであるが、それをケントは通常のフィンガースタイルで披露している。
Tuning: D A D G B E
2003年3月、大阪生まれ。5歳でギターに触れ、6歳のときに押尾コータローの演奏に衝撃を受け、ソロ・ギターに傾倒。 2015年、12歳でデビュー・アルバム『First Step』をリリースし、世界的ギタリストのトミー・エマニュエルらから絶賛される。 2017年、「Fingerpicking Day 2017全国大会」でグランド・チャンピオンを含む3冠を獲得し、同大会の最年少記録を更新。同年8月にはトミー・エマニュエル東京公演でスペシャル・ゲストとして出演。 その後も国内外で活躍を広げ、2021年にはアメリカの大手音楽出版社Hal Leonardからギター楽譜集『Kent Nishimura’s Fingerstyle Solo Guitar Songs』を出版。 2023年には香港でのソロ公演を成功させ、同年8月にはクリストファー・クロスが自身の公式Facebookでケントの演奏を絶賛するなど、世界的な注目を集める。 2024年4月にはカナダ出身のソロギタリスト、ドン・ロスとの共演ツアーを行い、全11公演を成功させた。 圧倒的なテクニックと独自のアレンジセンスで、国内外の音楽ファンやアーティストから高い評価を受ける、次世代のフィンガースタイル・ギタリスト。
Slice of Life Records