歌詞

いい機会だ 月明かりが

秋の夜照らす夢のように

いい機会だ この話は

あなたには解るはずでしょう

やりたいことが無いわけではないが

やるほどのバイタリティもない

我々がどこから来てどこに向かう何者かだなんて

何一つも興味は無かった

そんな俺でも何かになれると

地元を飛び出すための切符を買った二十歳の秋

乗った列車は俺と同じような顔した奴らばかり

心底がっかりしたわけよ

そんな時ある村を見つけた

どうやら若者達を集めて変な祭りをやっているらしい

このままこのしょうもない列車に乗り続けるくらいならと

飛び降りたのがすべての始まりだった

この村に身を沈めて数ヶ月経ったが

ここの村人がどんな人間か理解ってきた

摩訶不思議奇想天外な連中ばかりだった！

西から東へ大移動

バカみたいな真似をして笑われるのか

どこにいても駆けつける

Worldwideに行こうぜ girl in America

流れに流れるまま生きてる

ゆれる海藻？ 何もねぇか才能 I don’t know

チャランポランのバンドマン

鰯 水を得る如くjump around

HighなゲインでHighなテンション

裏の顔はセンチな天才girl

冷めた目で見下ろしながら

高笑いするピエロがふたり

お待ちかねギターヒーロー？ No!

停滞自堕落ないつもの流れ

屁理屈も退屈も聴きたくない

傍若無人に響かせてon the bass

舞い踊れ 音の鳴る方へ

酒を運べ 記憶を無くすまで

手を叩け 鬼が来るように

気が付けば おしまいの合図だ

狂え この遊宴が

終わりゆく頃

僕は今

秋空翳す手を 乾いた夕陽が溶かして

幽かな声聴くあなたを

茜色に染めた