

朝焼け通りの雪を溶かす頃
ふいに目を覚ましてしまうのは
僕らの日々に似た花の種が
いつか芽を出すのを待っているから
雪みたいなシクラメンが 色を変えて落ちた時
震えるこころの隙間に もう手は届かない
鮮やかな色に染まる世界を 忘れるのがただ怖くて
延べられた手を拒んだ時から 何色かさえわからなくなった
灯りが消える街の片隅 最後の日々にさようならを
終わらない夜の帳を抜け出して
歩いてく
夢を見たんだ もう覚えてないけど
いつか見たような夢を
庭の隅っこで まだ若い花を
幸せそうに見守る二人を
いつの日にか どこか遠く離れてしまっても
夢を見ていてほしいから
愛していたいと思うから
鮮やかな色に染まる世界を 求める日々に疲れたって
延べられた手を離さないまま 明日を生きるために今日を行く
灯りが消える街の片隅 最後の日々にさようならを
終わらない夜の帳を抜け出して
歩いてく
雪みたいなシクラメンは 並んで咲いていた
震えるこころの隙間に
ありがとうを添えたんだ
鮮やかな色に染まる世界を 忘れないように歌うんだ
白黒のままの記憶もきっと 誰かの日々に色を塗ったから
未来を願う街の片隅 最後の日々にさようならを
終わらない夜の帳を抜け出して
歩いてく
- 作詞者
日進月歩ズ
- 作曲者
日進月歩ズ
- プロデューサー
日進月歩ズ
- ギター
日進月歩ズ
- ベースギター
日進月歩ズ
- ドラム
日進月歩ズ
- ボーカル
日進月歩ズ

日進月歩ズ の“帳”を
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