可惜夜の残り火のジャケット写真

歌詞

可惜夜の残り火

餅屋羽乃

天に浮かんだ感傷も

篝に揺らいでゆく

残雨止んだ境内でまた

黙を纏う

どうしたって去ぬ

世人の理に幾年

惑って枯れ落ちた忍草

忘れられないよ

初めて触れた愛も

二人で見蕩れていた夕星も

笑いかけた君の声も

私の全てだった

叶わぬ恋と嘆くのは

君とは"違う"って知っていたから

帳落として小さく呟く

「お願い、気づいて」

薄紅差した頬に垂れる

涙に潜んだ本音ですら

許されないと言い聞かせ今宵も

独り運命だって猶予う

哀を憂いだ幽冥に

徒然染まってゆく

後来気に病んだ恋慕は

内袖に

精々生を全うした

永の随に

濁って移ろいだ潦

忘れたくないよ

初めて会った日の彩

烏の濡羽色、靡く髪

その想いも仕草も全部

私の物になれば

届かぬ恋が芽吹くのは

どうしようもない君のせいだ

いつからだっけ

笑顔で君の背中を押せない

『知っていたなんて強がりで

今にも溢れて滲むような』

儚い恋の行方の最期は君に

「届かなくていい」

叶わぬ恋と嘆くのは

君とは"違う"って知っていたから

帳落として小さく呟く

「どうか、幸せで」

薄紅差した頬に垂れる

涙に潜んだ本音ですら

許されないと言い聞かせ今宵も

独り運命だって猶予う

  • 作詞

    Ray

  • 作曲

    Ray

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    可惜夜の残り火

    餅屋羽乃

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