

すべてを包み込む光 万物の夜明け
当たり前に降りてくる 影と道標
頼りなくとも そこに立ち
学び 受け入れる
それぞれのプラスとマイナス
当たり前に生きる価値があり
間違いはない
風と共に実を運ぶ鳥のように優雅
まったく何をもってしても殺せない
どの存在もマイノリティ
挨拶のように気遣い
息遣いを確かめていたい
好きな色の花を持ち合い
ここでお茶をしよう
退屈な世界だけど
今だけは良しとしよう
聞かせてほしい 君の話を
夜が明けるまで
限ることを知らぬ問いは水のよう
頬杖に遊ぶ指先すらも
時に魅せる 色模様
月が綺麗な夜には虫の知らせ
他が為と賭した月日すらも幸せ
今日高鳴った
赤い血と青い感情に触れる
普遍的な営みの最中
か弱いながら凛と佇む
千歳願う 心だけはと
もう どこにも行くなと
今一度 思い初めるように
そのままの自分をこよなく
確かに感じる脈拍は
脈々と本質を巡りながら
あるべき姿に結びつく時を待つ
ここにいてもいいと
誰かに言われるまでもなく
何もない 訳もなく
すべて未完成だが 感性と存在の結晶
狂おしいほどに
愛されていい
愛せばいい
愛せばいい
愛されていい
- Lyricist
Bell
- Composer
Bigo
- Producer
Bigo
- Recording Engineer
Bigo
- Mixing Engineer
Bigo
- Mastering Engineer
Bigo
- Graphic Design
NEMO
- Rap
Bell
- Programming
Bigo

Listen to Kachofugetsu by Bell
Streaming / Download
- 1
Intro
Bell
- 2
Anti-Control (Q ver.)
Bell
- 3
Excuse me (feat. DJ SHIMPEI)
Bell
- 4
Aiyueni (Shirankedo)
Bell
- 5
One Time (Q ver.)
Bell
- 6
not found_01
Bell
E - 7
Better Better
Bell
- 8
My Tongue (feat. Shihou)
Bell
- 9
not found_02
Bell
- ⚫︎
Kachofugetsu
Bell
- 11
not found_03
Bell
- 12
I believe (feat. MR)
Bell
- 13
Oikakekko (feat. Ryusei Sakuma)
Bell
- 14
dis [Question]
Bell
- 15
Free Man
Bell
3年ぶり2枚目のアルバムとなる『Q』を、2025年5月13日にリリース。今作でBellは、全曲をプロデュースしたBigoとともに、日本におけるヒップホップのあり方に疑問を投げかける。
サブスクリプション型の音楽配信サービスが普及してから約10年、リスナーの音楽に対する向き合い方が大きく変化してきた。聴きたい曲を好きな順番で、気軽に楽しむ——プレイリストという存在により、音楽はそんな風に消費されるようになった。
さまざまなジャンルのなかでも特にヒップホップは、テクノロジーの進化や社会の変化にいち早く反応し、影響を受ける。その結果、リスナーの求める「気軽さ」に迎合し、芸術性を軽視した楽曲が溢れる状況になってしまった。
今作では、単曲だけでなく「アルバム」としての完成度を追求し、BellそしてプロデューサーBigoが、46分間の物語を作りあげた。アルバムのなかでBellは、思考や言動が表面的なラッパーに対して警鐘を鳴らしつつ、「善と悪」「愛と憎しみ」といった、光と影のように真逆だが共存する人間の複雑な感情を吐露する。また、プロデューサーBigoのサウンドプロダクションは、時代性にとらわれないジャンルレスで実験的なアプローチながらも、どこか普遍的な安定感を感じられる仕上がりに。全15曲が有機的につながりあうよう緻密に構成され、先行シングルの『アンチ・コントロール』と『One Time』も、アルバム仕様にアップデートされている。
ジャケットのデザインでは、水銀がモチーフに選ばれた。金属のなかで唯一、常温時に液体であり、かつては治療薬としても使用されていた、その美しくも不気味にも見える独特な性質や、人類を翻弄してきた「毒か、薬か」という危うい二面性が、今作の世界観に一致している。
Artist Profile
Bell
大阪府出身のヒップホップ・アーティスト、Bell(ベル)。地元でキャリアをスタートし、現在は東京をメインに活動中。変わりゆくライフステージと共に自身の感情に寄り添い、「その日の気分で音に乗る」というスタンスでキャリアを重ねている。映像クリエイターのRyo Takahashiとの出会いをきっかけに、DJやデザイナー、カメラマンなどが所属するBishop Arcade(ビショップ・アーケード)を2013年に結成。楽曲だけでなくビデオやデザインなど、幅広い制作を手掛ける集団を率いている。2015年にリリースし、長く支持される人気曲『途』を収録したミックステープ『for the goodman mix.』は、さまざまなスタイルの20曲を収録し話題を呼んだ。また、同曲のファンだと公言する唾奇とは、ファーストアルバム『GARDEN』にて初共演。コラボ曲の『don't care feat. 唾奇』は人気を博し、再生回数を伸ばし続けている。
Bellの他のリリース
Bishop Arcade