Invitationsのジャケット写真

歌詞

環状線

ヨルノアト

「またいつか」そう言って

僕は乗りこんだ

その言葉の響きは軽くて

とても果たされぬと思えた

大げさに僕は何度も振り返った。

あっという間に君と駅は

夜に吸い込まれた

行き先は決めずに乗った。

僕が乗ったのは環状線。

目的地なんて無いままでよかった

どこまでも進んでいけるの?

一歩も進めていないこと

ごまかしてるの?

あれから何度だって

君に会いに行けた

ほらこの次の駅は

二人があの日離れた駅だよ

もし偶然君が乗ってきたら?

きっと起こらない未来に

胸が熱くなるばかりだ

何度も繰り返し

回っているはずなのに

景色は止まることなく変わっていく

何度も繰り返し回っていた時計は

全て違う時を刻んでいた

あの街のネオンは昔ほど輝かない

あの煙突からは

煙があがらなくなった

そして僕にも月日は雪のように

静かに降り積もっていく

君の駅から電車は遠ざかり始めた

でも僕が乗っているのは環状線

また近づき始める

次こそはホームに降りてみせるよ

あの日の「またいつか」は

まだ僕の中に響いている

行き先は前になくてもいい

今、心が動くところへ

進むだけでいいよ

  • 作詞

    ヨルノアト

  • 作曲

    ヨルノアト

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ヨルノアトがコンピレーションアルバム”Invitations”の1~4に収録した計7曲を公開!

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