(kita-akita) Front Cover

Lyric

(kita-akita)

Hitomi Onochi

Humming with Nekko tunnnel (at Kita-akita city)

県北に行く機会が増えた。

以前からずっと、県北〜青森に足を踏み入れた時、

博物館に行った時に感じる空気と似たものを感じていて。

ずっと、深掘りする気にはならなかったけど、不思議で。

青森県美の展示の中で

「美術館/博物館には人の想いが留まりながら時が止まっているもの(遺品)が保存されてる=死が満ちている状態」みたいに語るキャプションを見た時、

この感覚がすごく腑に落ちた。

町としての枠は整備されているけれども、

人間が介在する時間の流れが、明らかに過去で止まっている建造物などの存在が色濃く匂うすがたと

ホワイトキューブ/その中に保存されている作品 という美術館・博物館の構図から受ける印象が無意識にリンクしていたのかもしれない、と思って。

まちに漂う死の匂い、と同時に

雑然と広がる、人間なんて眼中にないかのように高く茂る植物(はじめて出会ったかも)には

圧倒的な生気を感じて嬉しくなる。

緑の表情が気になるようになったのはここに来始めてから。

誰もいない時、植物に手を振りながら歩いた。

今年はいっぱい散歩がしたい。

身を置く土地と思考の関係性がやっぱり気になる

こんなことはもう色んな人の頭の中で考え尽くされているんだろうけども

自分の身体を通して知りたい

2024.6.9

  • Lyricist

    Hitomi Onochi

  • Composer

    Hitomi Onochi

  • Producer

    Hitomi Onochi

  • Vocals

    Hitomi Onochi

(kita-akita) Front Cover

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