

夜の渚に這い出して
もう一寸だけ進みたい海
また溢れる夏に向けて
増床する春
中学生の頃
夜中に勉強机に座って
右手の甲にシャープペンシルを刺しました
そのときに折れたシャープペンシルの芯が
今でも皮膚の下に残っています
あの風車はいつか私の腕
あの鉄塔はいつか私の骨
私はね
海に濡れては離れては
その海で風車は風に回る
風が吹いている
あの風はどこから
私は花から
じゃあ俺は海から
春の逃げ水は夏のそれよりもずっと穏やかで
私はあそこまで声を届けたいと思いました
この喉を鳴らす風は
いつも知らないところから吹いてきます
あの風はどこから
あの風はどこから
私は花
私は花
気の狂うような春の陽気を
ひとりで忍ぶ真昼の花
もしくは
私は花
メイプルソープの百合の花
海底を征くウミユリ
上顎を削いだ魔女の彼岸花
えーっと
おはよう
うんおはよう 二人とも
どうかしたのかい
いや なんだかね
恭介や仁美にまたおはよって言えるなんて
それだけでどんなに幸せか
あたし想像もしてなかっ
いや なんだかね
恭介や仁美にまたおはよって言えるなんて
それだけでどんなに幸せか
僕は想像もしていなかったのだ
たんだーってってね
相変わらず
不思議なことを仰いますわ
あ
あのー
俺じゃないです
いや
その
俺のやつじゃないです
中学生の頃
自分の下腹部にうっすらと毛が生えていることに気がついた
それが学校のトイレだったか
実家の風呂場だったか
よく思い出せないが
その肌理の鮮やかさに
目を奪われたことを覚えている
ボーカロイドの口ぶりは
話すそばから饐えてゆく
ほんのちょっとの口ぶりで
思い出すのはきらっきら
きらっきら
痛っ
痛っ
どしたん?
大丈夫?
痛っ
え、大丈夫?まじで
いや待ってまじ痛い
ちょやばくない?大丈夫?本当に
ちょっだっ
誰か先生呼んできて
痛っ
ちょ誰か
いや待って
まじ痛て
えまじか
え動かせる?
ちょっ無理かも
向こう行ける?
いやだめだめだめ
向こう行ける?
先生呼んで
ちょ誰か先生
あ私
誰か先生呼んできて
私呼んでこよっか?
うん
先生どこ居るって言ってたっ
準備室
ああ準備室
お願い
うん
ちょとりあえず
とりあえず腕上げたほうがいいよ
まじ最悪
ちょティッシュ取ってティッシュ
拭かないと服付いちゃうよ服
ちょきついきつい
服付いてるよほら
うー
その腕 机の上に置きな
いやなんで痛い痛い
いや心臓より高くあげないと止まんないから
心臓より高く?
心臓より高くあげないと
心臓より高く
心臓より高く
僕は躁になって
無謬になって
夜を憶えて
過ぎた夜を憶えて
みんな 聴いてあげて
ほら 歌ってるよ
聴いてあげて
うわあ 大丈夫?
別の大陸で月を見た
同じものを今ここで見ている
知らない私が見ている
早く深海に帰りたい
らー
らー
忘れないで
あなたの足元の10000m下で
いつも私が泳いでること
途方もない水圧を 同じだけの力で押し返す
私の身体のこと
忘れないで
ふっ
- Lyricist
kiminami
- Composer
kiminami
- Mixing Engineer
kiminami
- Guitar
kiminami

Listen to no abyss by kiminami
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responce
kiminami
- 2
( (n) n) iku
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don't go over the mountains
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- 4
transition
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- 5
"drawn-out sunset"
kiminami
- 6
distant body, shallow sea
kiminami
- ⚫︎
no abyss
kiminami
- 8
bending sun
kiminami
- 9
midnight sea
kiminami