

2025年9月1日月曜日
23時32分
ふと気がつくと
夜の海に立っていることがある
下腹部の辺りまで海水に浸かっていて
沖の漁火の方を眺めて立っている
月は無く 波は緩い
岸の方を振り向くと
赤い夜灯の風車が夜の端にちらつく
明日は学校休みだっけ
そういえば 私はもう高校生ではない
何がそんなに哀しかったのか
分かる気がするのは 気のせいだろうか
流れることを知らない過去の淵に寄る
再編する度にまた私が居る
そして遠く浅く
彼の死角まで間延びする
素片は緩く触れ合って
また新しく身を捩る
こんにちは
セロが弾きたい
9月1日月曜日
23時33分
ここは本当に広いから
僕はどこへだって行けてしまう
本当にどこへだって行けてしまう
50年後にまた
僕は夜の海を見るから
そのときの私が
波の中の声を聴き分けられますように
僕の聴く私の声が
最大限の欠落でそこに在りますように
彼の湛える腐肉の身体が
俺の届かないものから
遠く逸れた先にありますように
ふと気がつくと
夜の海に立っていることがある
- 作詞者
キミナミ
- 作曲者
キミナミ
- ミキシングエンジニア
キミナミ
- ギター
キミナミ

キミナミ の“夜の海”を
音楽配信サービスで聴く
ストリーミング / ダウンロード