

灰色の空の町で
俺たちはいつも笑ってた
同じ夢を語りながら
バカみたいに未来を信じてた
「今度さ、娘が生まれるんだ」
照れくさそうに言った夜
お前の顔 今でも覚えてる
少し誇らしげだった
でもその春
あの海がすべてをさらっていった
サイレンが響き 揺れる町
名前を叫んでも
お前の声はもう
返ってこなかった
奥さんと
生まれたばかりの娘は
奇跡みたいに助かった。
電話口で泣き崩れる声
「どうして…どうして…」って
俺は何も言えず
ただ空を見上げてた
それから十五年
季節は何度も巡った
小さかったあの子は
ランドセルを背負い
運動会で転び
泣きながら立ち上がり
そして
笑う顔が
お前に
そっくりになっていった
奥さんは今でも海を見ると
少しだけ黙るんだ
「この子ね、あの人の笑い方するの」
そう言って空に向かって微笑む
そして今年の春
あの子は高校生になる
少し大きな制服
慣れないネクタイ
鏡の前で照れながら
「おじさん、似合う?」
その一言に
胸が締めつけられた
もしお前が
ここにいたら
ランドセルを背負わせた日も
初めての運動会も
今日の入学式も
全部隣で笑ってたんだろうな
桜の舞う坂道
彼女が振り向いて言った
「お父さんって
どんな人だったの?」
優しくて強くて
少しだけ不器用で
誰より家族を愛してた
そう答えたら
彼女は小さく笑って
空を見上げた
「ねぇ、お父さん」
「私、高校生になるよ」
その声が
春の風に乗って
空へ
空へ
届いていく
なぁ相棒
今年もまた桜が咲いたぞ
お前が守れなかった未来を
あの子が今
一歩ずつ
歩いてる
もし空のどこかで
見てるなら
今日くらい
泣いてもいいだろ
だって今日はお前の娘の
高校入学の日だから
これからも、空から見守っててくれよ。
なぁ…相棒…
- Lyricist
DJ.DEMIO
- Composer
DJ.DEMIO
- Producer
DJ.DEMIO
- Programming
DJ.DEMIO

Listen to 15NENMENO SAKURA by DJ.DEMIO
Streaming / Download
- ⚫︎
15NENMENO SAKURA
DJ.DEMIO
Artist Profile
DJ.DEMIO
We make full use of AI to create one-of-a-kind original songs in the world. A style that is not bound by genre and transforms emotions and stories into sound. Every moment of everyday life and the deepest thoughts of your heart can all be turned into music. New songs are being uploaded all the time
DJ.DEMIOの他のリリース



