Lyric

また一つ　拾い集めてゆく

かつて　隣り合った僕ら

ただ一つ　重なる断片を

お互い　胸に抱いて

浜に落ちる貝殻のどれかが

あの日の記憶の続きなら

手探りでもがいたその証を

また一つ忘れていくの

僕らの足跡が消えないように

振り返らずに波間を歩く

携えた貝殻一つ

海に投げては波に消えてく

そしてほら、君を忘れる

街を行く人混みの中で

君を探す癖がついた

波は少しずつ形を変えて

同じものはないのに

そこに何か残ると信じてた

あの日のままで

互いに離れてく足跡だけが

僕らを繋ぐ唯一の印

それすらも波がさらって

どこから来たかそれも忘れる

終わらない旅路が続く

僕らはただ一つでも間違えれば

出会えなかった奇跡の二人

それなのに互い傷つけ

重なり方もついに忘れる

僕らの足跡が消えないように

振り返らずに波間を歩く

携えた貝殻一つ

海に投げては波に消えてく

歌を、歌を　忘れていくこと

明日を待つ夜がとても怖いこと

全て君が教えてくれたこと

溢れて落ちていく

忘れて生きていく