Lyric

ただ夢中で歩いていた 振り返るのに怯えていた

幼ない頃掲げた夢に 忠実であろうと思い込んだ

移り行く時と変わる景色 変わらずありたいと願う自意識

憎しみあった人との別れも 物語にしてしまう非常識

心に負ったいくつもの傷や あるいは傷つけた苦しみも

時に風に紛らせ 時にため息に暮れ 満身創痍の今現在に立つ

いつか道は示されて 運命に促されて

許される日が 安息の日が来るの 来るの

見ろよ朝が始まる 俺の瞳に映ってる

モノクロームの昨日を 圧倒するほどの極彩色

包まれ はじまれ 胸を熱くする 勇ましい今日よ

いくつもの争いの果てに ひらけた可能性の傍に

置き去りにした本心のかけら 未だ胸を穿つ原因か

ひるがえり戻ってももうそこにない 残酷にも時は戻らない

元の形を無くした魂を 慰めて先に行くしかない

速度を上げ過去を振り切る さらに強い記憶で塗り替える

ことあるごとの試みも 必ず徒労に終わる それは俺が俺である所以

時の全てを背負って 勇ましさを気取って

何度も挫けて また立ち上がり 歩いて 歩いて

見ろよ朝が始まる お前の瞳に映ってる

寂しく愛しい過去を 許してくれる朝陽に

照らされ はじまれ ただ清々しい 新しい今日よ

見ろよ朝が始まる 俺の瞳に映ってる

モノクロームの昨日を 圧倒するほどの極彩色

包まれ はじまれ 胸を熱くする 勇ましい今日よ