歌詞

大きな音を立てながら街のあちこちで夜が明ける　窓も開けずに忍び寄る陽の光

寝床の足元の方からそろりそろりと這い上がって来る

冷蔵庫のモーター音　蛇口を滴る雫の音　窓の外を飛び交う鳥達の挨拶

鼓膜を震わす全てが静かに騒がしい　光と影を仕切るワイヤーが首元にまで達する

締め付けられるような5月の朝

死ぬなら今だぜ

初めての今日を生きるのが　時々怖すぎるぜ

ヘイ、ロックンロール　どうなってんだ

振り向きもせず歩き去るあなたの背中を追い掛けねば

粘ついた地面に足を取られる

その鋭く尖った肩を叩けば右手が地面を転がる

道行く人々に踏み付けられて　人差し指が変な方向に曲がってる

あなたと話をしなければ　あなたの承認を得なければ

振り向いたあなたの眼差しが　両目に突き刺さる

笑いかけるあなたの声で　脳味噌ぐちゃぐちゃ鼻血ブー

死ぬなら今だぜ

初めてのあなたを知る事は　いつだって痛みを伴うぜ

ヘイ、ロックンロール どうなってんだ

道を歩いたら戦争起きた　飯を食ったら飛行機落ちた

セックスしたら地震が起きた　子ども生まれたら友達は脚怪我した

100円拾ったら誰かは落とした　キレイな夜景の何処かで殺意

手と手を繋いで誰かを踏み付け　二人だけの秘密でいつかは首吊り

一つ覚えては二つ忘れて　三歩進めば四歩退って

分からない事は奇跡と呼んで　 知りたくない事に蓋をして

そこそこが一番て諦めて　そうそう分かるわって何が分かったんだ

そもそもなんてのはそもそも無い　そろそろ準備は出来たかい？

死ぬなら今だぜ

自分の喜び貪る為には　誰かの涙が必要なんだぜ

ヘイ、ロックンロール　どうなってんだ