歌詞

たった一枚の紙切れに

書ききれるくらいの小さな思いが

歌に乗って誰かの耳に届くと

新しく生まれるたくさんの思い

巡り合い別れても擦れ違っても

繋がったフリしても見て見ぬ振りしても

凍える誰かの肩抱き寄せても

ここにいるのはきみひとり

きみのうたを聴かせて

きみの声で歌って

きみしか知らないコードで

単純な言葉だけで

たった今きみの大切な誰かが死んでいくとしても

この世界は待ってはくれない　泣いてもくれない

きみはひとりで歌わなければいけない

ぼんやり珈琲を飲んでいる事や

人の言葉に深く傷ついた事や

誰かの傍にいた事を失くさないために

きみはひとりで歌えばいい

積み重ねて崩れ落ちて

何も持たないきみがここにいる

笑われても見下されても

振り返る人がいなくても

きみのうたを聴かせて

きみの声で歌って

きみしか知らないコードで

単純な言葉だけで