歌詞

『名も無き季節』

茜色の空に　離れて行く影に

変わりゆく街並みの中で

学校が終われば

兄貴の部屋に飛び込み

プレステを付ければ

自分の世界へ飛び込む

そんな毎日も　もうRIP

ふと思うんだ　なんだか寂しい

どの「チーム」が良いとか

どの「キャラ」が良いとか

盛り上がった会話が

「会社」や「上司」に

変わった今では

あん時の気持ちがcome again

あの日に帰りたくなって

今日はオレん家に集まって

朝まで騒ごうか

って言いづらくなった今では

この曲があの日への

タイムマシーンだ

茜色の空に　離れて行く影に

変わりゆく街並みに

思いは募って

変わらない俺ひとり

立ち止まったままで

もう２度と戻れない

名も無き季節よ

ラップにハマった小5の頃から

ずいぶん時が経って　毛がボーボー

なった俺も勇気を出して

夢に向かって羽ばたこうと思うよ

俺にもできるか不朽の名作

そんな事できりゃまるで神隠し

ヒーローになりたかったはずなのに

この歳になって再確認

東京の空は

どんな色に染まっているのかい？

近くに居ないから感じる空気

いつか俺にも降るか紙吹雪

茜色の空に　離れて行く影に

変わりゆく街並みに

思いは募って

変わらない俺ひとり

立ち止まったままで

もう２度と戻れない

名も無き季節よ

夢と現実の狭間で葛藤

乱れた感情

強めのalcoholの匂いも消えず

揺られてる雑踏

みんなそれぞれの場所へ向かうのさ

距離じゃ測れない心の近さ

見えるだろうか満天の星空

希望は置き土産

沈んでく太陽

暗闇に霞んだ

道を照らすだろう

千切れた雲のように

それぞれの場所で

笑ってる泣いてる

風に吹かれて

変わらない俺一人

尼崎の町で

言葉を砕いてるよ

茜色の空に　離れて行く影に

変わりゆく街並みに

思いは募って

変わらない俺ひとり

立ち止まったままで

もう２度と戻れない

名も無き季節よ

名も無き季節よ

Yohey & Tomonori Adachi