「もうじき夏が終わるね」
なんて歩く細く白い足を眺めながら後につく9月の夏の夜
いつの日か白い病室で巻き込まれた君の身の上話
「興味はないし」
「海が見たいんだ」
話す横顔はきれいで壁に掛けられた制服は笑った
見知らぬ土地へ18切符と手持ち花火
止まった夜を軽やかに渡る二つの影
寄せては返す命の呼吸を追いかけたんだ無人の浜辺で
花が咲いた。夜に咲いた。瞬きの間に
見えもしない水平線に手を伸ばす新品の袖
瞳の星、煌めく君。波のその間に
終わりが近いんだってことを誰よりも知ってるのに
いつの間に過ぎた教室で動き出した日々の空いた座席今日もきっと同じ
聞き間違いだって信じてたかったただ一人僕の唇は震えた
一人泣いた。一人悔いた。光ない部屋で
この結末が見えたうえで手を取った白飛びの日々
爆ぜる灯り、微笑む君。いつかの日の夢?
「綺麗な花から摘まれる」って誰かの言葉思い出してた。
もういない。だなんてこと受け入れられないんだ
口に出せば消えてしまう言葉を今も抱いてる
花が咲いた。夏に咲いた。瞬きの間に
白みだした水平線に手を伸ばす新品の袖
色づく日々、燃ゆる命。波のその間に
「忘れてしまえる様に君を選んだよ。ごめん」だってさ
忘れられやしないさ。君がいた季節を
「もうじき夏が終わるね」
なんてあの日と同じ道を行く「痛みはまだ癒えないよ」9月の夏の夜
- 作詞
garnai
- 作曲
garnai
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