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「やくしまるえつこは、数年前に相対性理論のリミックスを行ったときから知っている。
今回のやくしまるえつこの新しいアルバムはとても大きな変化で、少なからず私は予測していなかった方向へと進化している。
このアルバムは、今日のエクスペリメンタル・エレクトロ作品の素晴らしい実例である。
全ての音楽的アイディアがとても良い地位を占めている。
細部の全てが正確に位置づけられていて、とても挑戦的で、且つ美しい音波の体感である。」
Fennesz
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人力世界シミュレーターやくしまるえつこ、”Yakushimaru Experiment”名義による即興・朗読・数字を扱う実験コンセプトアルバム『Flying Tentacles』
やくしまるえつこが”Yakushimaru Experiment”名義で即興・朗読・数字を扱う実験コンセプトアルバム『Flying Tentacles』を発表。坂本龍一のレーベルcommmons10周年を記念してリリース。
収録曲目は、
・オリジナル9次元楽器dimtaktを操るやくしまるえつこに加え、レーザーギター:ドラびでお、OPTRON:伊東篤宏 、スライムシンセサイザー:ドリタ、のオリジナル楽器演奏者4名による光の即興セッション『光と光と光と光の記録』
・フィリップ・K・ディック賞受賞作家・円城塔がやくしまるの朗読の為に書き下ろした特殊な構造のテキストをやくしまるが解読・再構築し朗読、京都SFフェスティバル2015で初公開され大きな話題を呼んだ『タンパク質みたいに』
・やくしまるとドラびでおによる即興セッション『PCNC++』
・やくしまるが素数を譜面化し、人力聴覚化した楽曲『ウラムの螺旋より』
・やくしまると、夏目漱石(骨格から復元されたモンタージュ音声)との時空を超えた前代未聞の朗読共演を、音源作品として再構築した『思い出すことなど』
・やくしまるによる9次元楽器dimtaktのソロ多重奏『空飛ぶテンタクルズ』
計6曲ながら総収録時間はおよそ1時間にも及ぶ大作となっている。
(*本作にはノイズやサイン波が多数収録されていますが、作品の要素として演奏に起因するものですのでご了承ください。)
レコーディング&ミキシングエンジニアは、相対性理論の最新アルバム「天声ジングル」をはじめ多数の相対性理論・やくしまるえつこ作品を手がける米津裕二郎、マスタリングエンジニアはオノ セイゲン。収録曲のうち即興セッションの楽曲はDSD録音による一発録りでレコーディングされている。
円城塔は、やくしまる及び本作品を評して「人力、世界シミュレーター。」とコメントを寄せている。