Lyric

夏の日の縁側に

おちる芭蕉のかげ

涼しい風が吹くたび

うたう風鈴の音

古ぼけたラジオから

流れる島の唄

冷たい床に寝ころび

聞いてたハタの音

キーカラントントン

キーカラントン

子守唄のように

キーカラントントン

キーカラントン

わたしをつつむ

浜を見下ろす　小さな家に

わたしの大好きな

ばあちゃんが住んでいる

しわしわの細い手が

動くノノの上

島の景色や唄を

織り込んでゆくように

波の音　鳥の声

風が運ぶ木々のうた

やさしいハタ織る音に

とけてわたしをつつむ

キーカラントントン

キーカラントン

子守歌のように

キーカラントントン

キーカラントン

ほらもう夢の中

いつかわたしが大人になる日

ばあちゃんのつむぎを着てみたい

いつまでもいつまでも

長生きしてね

わたしの大好きな

ばあちゃん