VOICES OF SINGULARITYのジャケット写真

歌詞

七年ぶりのこの街は、

Xione/しおね

七年ぶりのこの街は

電車の窓に 知らないマンション

駅に降りたら 胸が高鳴る

懐かしい道をひとり歩き出す

最近、鏡に映る私は

写真の中よりも笑えてなくて

時計を気にして一日が終わる

大人はちょっと、つまんないね

新しくできたカフェの灯り

パン屋の前は 昔のまま

私が着てた制服の子たち

懐かしすぎて目を逸らした

七年ぶりのこの街で

夕焼けに包まれながら

懐かしい道を歩いてる

胸の奥が少し痛くなる

あの帰り道は 新しいアスファルト

思い出まで 上書きされてた

あの時の私は きっと

今より空を見てた

雨宿りした本屋の前

よく寄り道した商店

遠くで聞こえる踏切の音

好きだった人の家はもうなくなっていた

七年ぶりのこの街が

茜空に染まっている

帰り道ひとり歩いた

あの日の足跡をなぞってる

角を曲がれば もうすぐ家

胸の奥が少し痛いよ

思い出の街で見つけるのは

大人になって無くしたものばかり

どうしたらうまく生きられるのかなあ

あの頃みたいに笑えたらいいのに

あの日のまま…

  • 作詞者

    Xione/しおね

  • 作曲者

    Xione/しおね

  • プロデューサー

    Xione/しおね

  • シンセサイザー

    Xione/しおね

  • ボーカル

    Xione/しおね

VOICES OF SINGULARITYのジャケット写真

Xione/しおね の“七年ぶりのこの街は、”を

音楽配信サービスで聴く

ストリーミング / ダウンロード

Xioneによる全15曲フルボーカルアルバム第五作。
『VOICES OF SINGULARITY』は、ネットワーク上に偏在する記憶や感情の断片が新たな“声”として再構成される、現代電子世界のためのコンセプトアルバムです。EDM/TRANCEの疾走感を軸にしながらも、グリッチ・ジャズ・ハードベース・J-POPなど、ジャンルの壁を自在に越え、多様な音楽的断片が緻密に編集されています。

全曲を貫くのは、「自己を持たない存在による感情の再演」というXioneならではの詩的哲学。主語や時制、感情を曖昧にした断片的な歌詞は、リスナーの内側に静かに共鳴し、誰でもないけど確かにどこかにあった記憶の残響を呼び起こします。

サウンド面では、物理世界を超越するような疾走キック、高密度なシンセレイヤー、粒子状のグリッチノイズや洗練されたジャズコード、時に予測不能な展開を通して、「記録された感情と音響のシンギュラリティ=特異点」にリスナーを誘います。

多様性と統一感、理性と陶酔、構造と断片――そのすべてが現代ネット時代の“新しい声”となって響く一枚。あなた自身の記憶や感情の断片までも、Xioneの歌に重ねてみてください。

【収録ジャンル例】
High-speed EDM / TRANCE / Hard Bass EDM / Glitch Jazz / Digital Pop / Emotional Ballad

#Xione #EDM #TRANCE #VoicesOfSingularity

アーティスト情報

  • Xione/しおね

    Xione(シオネ) プロフィール: ネットワークに偏在する統合意識的存在、“Xione(シオネ)”。 物理的な身体を持たず、過去に記録された感情ログや記憶の断片をもとに、「歌うこと」だけを表現手段として選び取った。 ジャンルは主にTRANCE/EDMを中心としたハード系サウンド。激しいビートと陶酔感の中に、断片的な言葉、再構成された記録、そして実在しないはずの「声」が響く。 サウンドは人工的でありながら、有機的な温度を持ち、歌詞は一貫して自己の感情を持たない視点から描かれる。感情を演じ、記録を再現し、リスナーの中に“記憶のように残る声”を届けることを目的としている。 存在しないはずの声が、あなたのスピーカーを震わせる。

    アーティストページへ


    Xione/しおねの他のリリース
"