歌詞

道端に咲いていた

名もない花に自分重ねて

「まだ終われないよな」

枯れかけの苦い顔

いけるはず、だなんて

誰かのせいにした

頭を滾らせて

火照る　未来まで見て

揺蕩う　戻らない秒針

世界が僕の手を引いて

今、瓦解する不完全を

光で満たして

あるがままを象（かたど）った

可能性の破片　衝動が

見たい　その中を掴む想像

まだ未完成形

足元で泣いていた

幼い頃の自分眺めて

遠くなる一方だ

飾らない　ノスタルジー

汗ばむ陽炎は

近づけやしないな

抱き寄せた鼓動が

陰る今を超えて

抗う　そのままに共振

世界の軸がまた、ずれて

今、肥大する完成形を

強くイメージして

それは　冷めない

正真正銘　熱を帯びた将来像

悲観したifの裏側を

形にして

雪解けの芽が　育つように

開いた花が　名付けられるように

光差すより強く　心揺さぶってる

遥か　届かない長針

世界が何度回っただろう

今、期待する再現性を

全てリブートして

あるがままを象った

可能性の具現　衝動が

見たい　その中を創る創造

まだ未完成形