灯籠の声のジャケット写真

歌詞

灯籠の声

TEAR

夏の夜 静かな川辺

誰かの祈りが 光になって

紙の舟に そっと乗せられ

ゆるやかに 流れていく

揺れる炎 言葉にならない

「ありがとう」も 「さよなら」も

見送る瞳に 滲む切なさ

風が頬を 撫でていった

灯籠が 遠ざかるたび

胸の奥 何かがほどけて

「またどこかで」って 囁くように

希望だけ 残していく

風鈴の音が 空に溶けて

虫の声が 夜を染める

儚さは 美しさになる

この瞬間 君を想う

忘れてた 名前の記憶

ふとした風に 呼び戻される

あの日の笑顔 涙の理由

全部 灯籠に託してみた

流れる時 戻らないけど

心の奥で 揺れている

見えない糸が 繋いでるから

離れても 消えはしない

灯籠が 夜を越えてく

誰かの夢 誰かの痛み

静かに 光に変わって

未来へと 手渡される

水面に映る 星のかけら

願いのように 揺れていた

この世界に 残されたもの

それはきっと 優しさだね

灯籠よ どうか伝えて

言えなかった 最後の言葉

「ありがとう」も 「またね」さえも

夜の闇に 溶けていった

君がいた その記憶だけ

今も胸に 灯っている

過ぎゆく時を 見送るたび

僕は少し 強くなれる

川面に揺れる 光の声が

人生の一幕 照らしていた

静かに そして優しく

夜の空へ 消えていった

  • 作詞者

    TEAR

  • 作曲者

    TEAR

  • プロデューサー

    TEAR

  • ボーカル

    TEAR

灯籠の声のジャケット写真

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