

ひとつ 息つき
言葉の 前に 立ち止まる
黄昏の 人だかり
名を呼ぶほど 近からず
眼差しだけが 道を知り
足音ひとつ 遅れてく
触れなば 崩れそうで
待てば 遠のきそうで
答えは未だ
胸の奥にて 揺れておる
手を取ってくれますか
約束などは 要らぬゆえ
ただ この一歩
同じ方へ 踏み出せたら
手を取ってくれますか
離れるなら 今ではない
言えずじまいの 想い
指先にて 震えておる
灯り消えたる 店先で
笑みの形が 上手になる
問いかけだけが 残りゆき
返事なき夜 長うなる
強がりも
遠回りも
すべて承知の 顔つきで
黙して 隣におる
手を取ってくれますか
行く末の話 せずともよい
この鼓動が
偽りでないと 知れるゆえ
手を取ってくれますか
ほどけぬ前の この間で
名より確かな
ぬくもりが ここにある
願いは 声にすれば
零れ落ちそうで
沈黙のみが
正直になる
手を取ってくれますか
それだけで 夜は越えられる
迷いも 不安も
この手の内で ほどけゆく
手を取ってくれますか
答えは もはや要らぬ
離さぬこと
それが すべて
言葉は 置き
手だけが 先へゆく
- 作詞者
Liminal Reverie
- 作曲者
Liminal Reverie, shintaro
- プロデューサー
shintaro
- 共同プロデューサー
Liminal Reverie
- プログラミング
Liminal Reverie

Liminal Reverie の“てをとってくれますか”を
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てをとってくれますか
Liminal Reverie
夜の道に、雨の音だけが残る。
灯りはにじみ、人影は遠い。
触れたい気持ちは確かにあるのに、
言葉にすると壊れてしまいそうで、
ただ並んで歩く距離だけが続いていく。
「てをとってくれますか」は、
答えを求めるための問いではなく、
その一瞬のためらいと、
踏み出す前の“間”を音にしたLo-fi作品。
和の記憶を宿したサンプルと、
現代的なビートが静かに重なり、
過去と今、近さと遠さのあいだを漂う。
取られなかった手のぬくもりまで、
ここに残して。
アーティスト情報
Liminal Reverie
**Liminal Reverie(リミナル・レヴェリー)**は、 「現実と夢のあいだ」をテーマにした インストゥルメンタル・プロジェクト。 昼と夜のあいだ。 賑わいのあと。 現実と夢が、まだ分かれきらない瞬間。 そこに残る気配、余韻、空気を音にする。 和と洋、対になる二つの軸を持ち、 和:江戸lofi 洋:Liminal Reverie それぞれ異なる世界観で楽曲を制作している。
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