歌詞

白い月が瞬間を照らし

降り積もる雪が過去を覆い隠す

白銀の世界で

貴方が来るのをずっと待っていた

「Snow drop」

花が咲く頃 私は居ないでしょう

夜の淵浮かんで消える灯火

朽ち果てた花 光隠す雲

色彩を忘れてしまえばいいよ

仕合わせが連れてきた

不幸せの最後の同情心

安らかに今日は「おやすみ」

降り頻る雪の果て

溺れる貴方を見ていた

忘れないでいて 汚れないでいて

綺麗な時間が横たわる

溶け出した空が泣く

ひとりの朝が怖いから

目覚めないように

私を染めて

全部あげるから

流した涙はしんしんと

私達の足元で冷え固まってゆく

もう二度と離れることのないように

薄ら氷ではすぐに溶けてしまうから

もっと厚く閉じ込めて

冒涜の結末を

知らないまま 夢を語らないで

歪な夜の償い

君に蝕まれた

細胞が溶け出した頃

壊れるほどに 愛してあげる

奪った過去に戻ろうよ

ガラスの海の中へ

清らかな瞳が沈む

帰れない未来

狂おしいほどに

深く深くまで

君と二人きり

ひとつになれるよ