WW2.9のジャケット写真

歌詞

風 (2025 Remaster)

しろ

通り 白線

また 誰か はみ出たまま

直されずに 擦り減ってく

右側を 歩く癖

フィルター越しの 答え合わせ

信号が 点滅してる

迷えば 虹が逃げそうで

自分で選んだ はずなのに

いつも 後ろを 振り向いた

光 光れ 干からびた

ひと夏だけの 向日葵

瞬き三回 待っただけ

またねと言えば 真っ赤な目

触れて 震えて 藤の花

開かぬまま 言の葉

うなじに 日差しが残る

上着のポケット 裏返し

蝉時雨 遠ざかる

サンダルの 音が消える

探し物だけ 残ってる

さらした手のひら

さよならよりも 先に来た風

光 光れ 干からびた

一言だけで 開く午後

瞬き五回 ためらって

待ち合わせは 真っ直ぐすぎた

触れて 震えて

ふと目をそらし 踏み外す

返せないことが 掠れて

風の中で 消えていった

まだ少し 夏の中

  • 作詞者

    しろ

  • 作曲者

    しろ

  • プロデューサー

    しろ

  • ミキシングエンジニア

    しろ

  • マスタリングエンジニア

    しろ

  • ギター

    しろ

  • ベースギター

    しろ

  • ドラム

    しろ

  • シンセサイザー

    しろ

  • ボーカル

    しろ

  • バックグラウンドボーカル

    しろ

WW2.9のジャケット写真

しろ の“風 (2025 Remaster)”を

音楽配信サービスで聴く

ストリーミング / ダウンロード

沈黙の向こうに、まだ声はある。

序章『封じられた声を超えて』は、希望と勇気の灯。奪われた言葉を取り戻す第一歩。
『Area』では、地球が抱える矛盾と怒りが交錯し、視点は揺さぶられる。
『君の国は』は、後悔と希望が同居する祈り。見えなかったものを数えながら、それでも前へ進むために。
『connect』は、出来事が密やかに繋がることを悟る一瞬の光——刹那の中で世界が輪郭を得る。
『Ever』は、希望へ静かに合流する悟り。感情の波が収まり、遠くで新しい朝が始まる。
『Dear Human』は、余裕と不安のスイング。笑みの裏で揺れる心拍を、淡く可視化する。
『名前』は、呼びかけのたびに滲む哀愁と後悔。記憶が形を変え、やさしく別れを告げる。
『風』は、不安と希望の狭間に吹く通り風。揺れながらも、進む方角を探している。
終章『彼は正気を失った』は、友情と悲しみの証言。壊れていく世界の中で、最後まで残ったものを抱きしめる。

しろのMVは、笑いを先に見せ、歌詞があとから突き刺す「問い」そのもの。
一つひとつのカットに意味があり、すべての曲が一本の軸でつながっていく。
そして、ひとつひとつの歌が、時代に刻まれる物語となる。

"