歌詞

渋滞のクラクション

SNSの暴言

並ばないで割り込む人

ため息ばっかの朝の駅

誰だってイラつくさ

毎日が火種みたいで

でもそのままぶつけたら

家事になるのは自分の方だ

怒りは本能　それでいい

だけど「どう出すか」が人間だ

拳よりも深呼吸

「落ち着け」が強さになる

火は灯しても、燃やさない

その熱で照らす道がある

怒りの中にある正義なら

冷静に、静かに、動き出そう

怒鳴らずに、壊さずに

変えてやれ、着実に

ニュースの中の政治家たち

誰のための仕事なんだろ

見て見ぬふりの制度の穴

ため込んだ怒りが膨らむ

でも暴れたって届かない

ただの「うるさい人」になるだけ

だからこそ、静かな意思

集めて押し出す、確かな力で

怒りを力に変えた人が

歴史を少しずつ動かした

燃え上がる炎より

灯りのほうが長く残る

火は灯しても、燃やさない

冷めたフリじゃ変えられない

でも冷めずに考える勇気を

叫ばずに伝える賢さを

怒りは使える、その手で

世界はまだ書き換えられる

ぶつけるだけじゃ終わらない

「その先」を見ていこう

正しさを証明するには

怒りを超えた理性がいる

火は灯しても、燃やさない

その灯りが誰かを照らす

声なき声も　集まれば

静かな革命が始まる

怒りを恥じずに

でも、誇れる形で

火は灯しても、燃やさない

ただ、進む

燃やすより　照らしていこう