

チリン…
夕暮れの街角で
誰もいない風のあと
朱に染まる空の下
軒先に揺れるひとつの風鈴
音色がそっと 胸の奥に触れた
あの日の夏が 息を吹き返す
蝉の声 麦茶の冷たさ
交わした言葉 消えない記憶
風が運ぶ ささやかな願い
もう一度 あの時間へ
それは 季節を描くメロディー
風鈴が奏でる 心の音
一音ずつ 紡がれる物語
過去も未来も 揺れる中で
私だけの 夏が始まる
夕立前の匂いが
窓の隙間から そっと染み込む
誰かを想う 風の午後には
音だけが 隣にいてくれる
見上げた空 滲む記憶
風の行方に 君を重ねた
叶わなかった約束の中
今もまだ 心は揺れてる
それは 季節を描くメロディー
風鈴が囁く 静かな声
涙さえ 優しくほどける
響くたびに 夏が続いて
私だけの 君との時間
目を閉じて 聞こえてくる
風じゃない “時間”の音
忘れたふりをした願いが
そっと 揺らいで舞い戻る
それは 心の道標
風鈴が鳴らす 一瞬の光
季節さえ 止まるような瞬間
揺れる音に 寄り添うように
誰にも似てない 私の夏
チリン…
過ぎた季節に
ありがとうをひとつ
- Lyricist
TEAR
- Composer
TEAR
- Producer
TEAR
- Vocals
TEAR

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wind chime melody
TEAR