

鼓動
波濤
雨止まない
それでいい
そのままでいい
月の貸し借り
動けないものたちを見ている
さんざめいている鳥の
水面より来たり
皆 言祝ぎ
さだめを知る
吾妻山の雪うさぎ
私に声をくれる
「見渡せば、
一面の銀色の紙を
広げてくれたのは君たちか。」
「鈴の予感をたどって、
ここまで歩いてきたんだ
この水源まで。
灰色に退行する季節に対抗するために。」
そう言って彼らは頭を一つ下げると
たちまち見上げるほどの大きさへと膨らんだ。
顔の横に入っているタトゥーの模様には
何故だか見覚えがあるような気がした。
舌を切られた手長猿が、
大好きな歌を歌っている。
いつもどこまでを言葉にしてよくて、
どこから先は言葉にしてはいけないのか
俺はその配分をいつも探している。
俺はその配分をいつも探している。
- 作詞者
Daichi Wago
- 作曲者
junchai
- プロデューサー
junchai
- レコーディングエンジニア
junchai
- ミキシングエンジニア
junchai
- マスタリングエンジニア
KUROMAKU
- グラフィックデザイン
NAOHIRO YOSHIDA
- ボーカル
Daichi Wago
- ライセンスされたビート
junchai

Daichi Wago の“稲ノ鬼”を
音楽配信サービスで聴く
ストリーミング / ダウンロード
- 1
帳ノ鬼
Daichi Wago
- 2
骨ノ鬼
Daichi Wago
- 3
白ノ鬼
Daichi Wago
- 4
式ノ鬼
Daichi Wago
- 5
雨ノ鬼
Daichi Wago
- ⚫︎
稲ノ鬼
Daichi Wago
- 7
船ノ鬼
Daichi Wago
- 8
息ノ鬼
Daichi Wago
- 9
八ノ鬼
Daichi Wago
- 10
蛙ノ鬼
Daichi Wago
- 11
道ノ鬼
Daichi Wago
- 12
あとが鬼
Daichi Wago
Club Asiaで開催されている芸術と音楽の実験集会「魔界難入」の主催者としても活動するアーティスト・Daichi Wagoが、キャリア初となるフルアルバム「北東」をリリース。
プロデュースは横須賀を拠点に活動する3ピースロックバンド・Fallsheepsのメンバーであるjunchai、syu yoshida、Itsuki Kunらが手がけ、マスタリングはKUROMAKUが担当した。アートワークは同じく「魔界難入」の主催として活動する画家・Naohiro Yoshidaが製作。
本作品は、歌人・馬場あき子氏の著作である「鬼の研究」(筑摩書房)から大きな影響を受けて製作された。日本のさまざまな場所で精力的にLIVEを行うDaichi Wagoが、「高速で放浪する感覚」と、「どのジャンルや界隈にも所属することができない感覚」を12曲=12匹の鬼に託してアウトプット。シュルレアリスムを軸とした現代詩的なリリックをラップ、歌唱、演技などの形で使い分け、まだ見ぬオルタナティブな表現に挑戦した。ビートはポストロック・ブーンバップ・ハードテクノ・トリップホップ・アンビエント・バイレファンキ・民謡など多種多様なジャンルをカバー。さながら「聴く長編映画」のように、物語の進行に合わせて複雑な展開を見せている。
タイトルは、鬼の出入りする方角にちなんでつけられた。これは既存の文脈やジャンル分けでは定義の難しい、「まつろわぬ音楽」。重たい雲が立ち込める北東の方角から、旋律と鬼哭が聞こえてくる。
アーティスト情報
Daichi Wago
アングラ演劇にルーツを持ち、各地を放浪しながら躁鬱的なスポークンワードを展開する閉所恐怖症の吟遊詩人。音楽と芸術の実験集会「魔界難入」を主催する。
Daichi Wagoの他のリリース



