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moonridersの岡田徹が2023年2月14日に亡くなった。
数々の名曲を遺したロマンティックでアバンギャルドなキーボーディスト、作曲家、プロデューサー。
その岡田徹が最後に完成を夢見ていた曲があった。それは佐藤奈々子に託した曲。
“詞を書いて歌ってほしい”と。
佐藤奈々子はその曲を聴いて、浮かんできた言葉を綴った。
UNICORNという歌詞だった。
その歌詞を岡田徹に送ると、“ いい感じ、歌を入れてデモを送って ”とすぐに連絡があった。
急いでないとおもい1週間ほど手をつけずにいたら、“まだ?”と催促のメッセージ。
そんなに急いでるのかとおもい、急遽、簡単な歌入のデモを送ると、
“ いいね、いいね、はやくにレコーデイングしよう ”と電話があった。
そして、その2日後、2月14日に突然亡くなった。
晩年は体が不自由になり、歩くこともままならないときもあったが、がんばってリハビリを続けていた。moonridersのコンサートでも支えられながらもキーボードを弾いて、ファンの前に元気な姿を見せていた。
そんな岡田徹の最後の曲 “ UNICORN ”を、岡田徹亡き後もmoonridersのサポートを積極的に続けている佐藤優介がサウンド・プロデュース。佐藤奈々子の歌と佐藤優介のピアノの美しいデュオが完成した。
そしてUNICORNは岡田徹の遺作であり、奇しくも岡田徹へのレクイエムとなった。
佐藤奈々子(Nanaco) 歌手・写真家 1977年、佐野元春氏との共作アルバム"ファニーウォーキン"でデビュー。 4枚のソロアルバム他をリリース。 1980年以降、写真家となり、広告、雑誌、などで活躍し、5年間パリで暮らす。 1996年、アルバム" Love is a drug "をイギリス、アメリカ、日本でリリース タイトル曲のシングルは、日本人アーティストではじめて、NMEの" single of the week" に選ばれる。 1998年、イギリスBella Unionより、Simon Raymondeプロデュースによるアルバム" Luminous love in 23 "をリリース。 2000年、R.E.MのプロデューサーMark Binghamプロデユースにより”sisters on the riverbed"をリリース。 2013年、カメラ=万年筆とのコラボレーションアルバム、”old angel "リリース。 2016年、前田司郎監督の映画" ふきげんな過去”の主題歌を歌唱+作詞。 2018年、アルバム” Golden Remedy “をリリース。 2018年 Patti Smith の愛娘Jesse Paris Smithと長田進とアルバム” Nioi “をリリース。 近年はライブ活動も行なうようになり、さまざまなミュージシャンとのセッションやライブツアーも行なっている。 写真家としては、広告、雑誌、またCoccoや細野晴臣といったミュージシャンのCDジャケットなどの撮影を多数手がけている。ピチカート・ファイヴに楽曲提供した"Twiggy Twiggy"は世界的なヒットとなった。ナレーションでは、へーベルハスウの” はーい”の声が有名。
Poetic Physical Domain