歌詞

月が綺麗だとかどうとか

伝えづらくなって幾星霜

それは「愛してる」という意味と

誰かが言った

君と見上げる夜の隅に

茹だる夜風と箒星

勘違いされたいような

思い違いのような想いだ

青春っぽくて似合わないな

どうしよう　心くすぐられたような

ちょっと笑いたい気分だ

高鳴る胸はきっと　あの月のせいだ

少しずれちゃう　やりとりも

この気まずさも

見惚れてしまったんだ　空の群青に

どうしてだろう　なぜか今日は

こんなにも　月が綺麗だ

君の隣だとかどうとか

そんなのは関係なくて

こんな夜なら誰だって

きっと君だって　思うさ

月が綺麗だ　ねぇそうでしょう？

どうしよう　心くすぶってるような

なんか逃げ出したい気分だ

騒いだ胸はきっと　あの月のせいだ

いつもと違う　表情も

ぎこちなさも

見つめてしまったんだ　君の横顔

これほど胸が　痛むのに

あぁ　どうして　月は綺麗だ

風も虫の声も凪いで

きみのとなり　ふたりきり

心ここにないような

そんな　どうしようもない気分だ

あふれる胸はきっと　あの月のせいだ

キラキラ光る　星空も

この眩しさも

気づいてしまったんだ　この感情の名前は

だけど伝えられないまま

どうしようもなく　月が綺麗だ