鰯の骨格のジャケット写真

歌詞

三月の雨

岩下啓亮 Sardine

春雷の悲鳴を どっか遠くに聞いた そんじょそこらであった お別れ流れてった

三月の雨なら 濡れてゆくがいい どうかこのままずっと 降り続けてもっと

行っちまったそっと去っていった 消えちまった雨にけぶる通り

壊れちゃった欠けら置いていった 砕けちゃったぼくらはこの通り

三月の雨そうか 無くして気づいた かけがえのないものを手放したことに

きみはどこへ行ってしまったの? ぼくを捨てて ぜんぶ脱ぎ捨てて

三叉路にたたずんで 行き交う人みてた

ずぶ濡れのぼくなんて きっと彼らの視野には入ってないさ

三月の雨どうか 洗い流すがいい どしゃ降りのなかだって笑えそうな気がするよ

そうさきみは行ってしまったの ぼくを捨てて去ってしまったの

いつかきみと出会ったらきっと 偶然だねと笑っていえるだろう

  • 作詞者

    岩下啓亮 Sardine

  • 作曲者

    岩下啓亮 Sardine

  • プロデューサー

    岩下啓亮 Sardine

  • レコーディングエンジニア

    岩下啓亮 Sardine

  • ギター

    岩下啓亮 Sardine

  • ベースギター

    岩下啓亮 Sardine

  • ボーカル

    岩下啓亮 Sardine

鰯の骨格のジャケット写真

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ストリーミング / ダウンロード

『鰯の骨格』は、岩下啓亮 Sardineが1997年から1998年に録音した音源を集めて再構成したアルバムだ。
前年の1996年に自主制作CDの『離してはいけない』をリリースしたあとも創作意欲が衰えることはなかった。ここに収められた14曲にはさまざまな創意工夫と冒険心がうかがえる。歌も演奏も、この時期が私のピークだったと思うし、自分でいうのも面映ゆいが、いくつかの曲は時代を先取りしていたようにも感じる。だから、先入観ぬきで聞いてほしい。おもしろいことうけあいだから。
なお、アルバムジャケットのおどけた写真は、ニューヨークのセントラルパークで撮影したものだ。

アーティスト情報

  • 岩下啓亮 Sardine

    鰯こと岩下啓亮 Sardineです。 1983年から2003年までの20年間で、ひとり多重録音した楽曲が約200曲あります。これらを8枚のアルバムにまとめて2024年に順次アルバムをリリースしました。2025年はアンソロジーの代わりに、年代順に編集したアルバムを発表します。 その音楽は、多種多様です。親しみやすいポップスもあれば、社会的視点をそなえたメッセージソングもあります。プログレッシブな構築性もあれば、パンク的な破壊志向の側面もあります。手ごわいピアニストで、マッドなシンセサイザー弾きで、たどたどしいギタリストで、音の読めるベーシストで、緩いリズムのパーカッショニストで、ひとり多重コーラスを駆使する、不器用なシンガーソングライターです。それらすべてのパートが、一つの人格に統合されているのです。 ロマンチックと薄情と情熱の混淆、とりとめもない不安と届かぬものへの憧憬を描いた、オールディーズだけどもエヴァーグリーン。表情豊かな鰯の音楽を、ぜひお聞きください。

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