I wanna be Front Cover

Lyric

I wanna be

adachi please

もう三分の一を超えて

その輪郭は消しても残ってしまう程に濃くなっている

夕暮れにも染まらない

生活という巨悪に抗い

安定という罠に苦心した

我々を救う正義のロックスターはもう居ない

サラリーを享受して

誰かを尊敬して

建前を流し込んだアルコールが

あの日の真実を消し去ってく

「もういいんじゃねぇ?」

いつからか左脳に響き続けてる

峯田和伸も役者になったしな

来たる2020年代

シナプスの強度は四半世紀停滞している

あらゆることに限界を感じずにはいられない現在となった

度重なる妥協と打算を繰り返し 辿り着いた大人の階段の踊り場

ロックンロールの光は、片手で隠せてしまう程に遠いなぁ

今、思うのは”それが全てではなかった”その一文

そう言い分はある

思考停止型傀儡系Mr.adultに、敗北したなど考えてはいないが、一部

認めざるを得なかったんだ

お前が語った”幸せ”ってやつが、存外に真実味があったからだ

大人になって分かった事は何だ?

幽霊なんていなかったよな

宇宙の果てに同じ世界はきっとあるよな

両親に、友人に感謝の思いはあるんだ

ばあちゃんが死んだ時にあの駄菓子屋を思い出して涙は出たから

其れは人並みに人並みで、誰かの事を考えて眠れない夜が俺にもあるからさ

今心からお前の声が聴きたいのは

ひたすらに雨に打たれたい、なんて思うのは

次の旅行が楽しみだ、なんて呟くのは

この世界線がトゥルーエンドじゃないからか?

などと、宣う、35歳青年、

23時過ぎに気付く

帰結した思考の先に見えた光

出血した脳が俺に見せたまやかし

叶うなら、この夜が終わってしまう前に

I wanna be

I wanna be

全ては変わったよな

I wanna be

I wanna be

全てを思い出せるのなら

あの頃夢見てたロックンロールを

刻まれたトキメキという狂気を

生活に見つけた幸福論を

未だ辿り着きたい景色を

全て

忘れた事は無い

忘れてしまった事は無いから

未だI wanna be

正しさなど感じる事はなく

惨めさなど最早空気と化す

I wanna be I wanna be

先に続く歌詞を探してた

三年先の未来も

いやさ、千年先の未来も

貴方と共にある世界が在ればいいな

弛まぬロマンスに溶けて朽ちて

I wanna be

などと、宣う、35歳青年、

23時過ぎに気付く

帰結した思考の先に見えた光

出血した脳が俺に見せたまやかし

叶うなら、この夜が終わってしまう前に

I wanna be

I wanna be

全ては変わったよな

I wanna be

I wanna be

全てを

I wanna be

I wanna be

全ては変わったよな

I wanna be

I wanna be

全てを思い出せるのなら

あの頃夢見てたロックンロールを

刻まれたトキメキという狂気を

生活に見つけた幸福論を

未だ辿り着きたい景色を

全て

忘れた事は無い

忘れてしまった事は無いから

未だI wanna be

  • Lyricist

    Tetsuro Kunimoto

  • Composer

    Tetsuro Kunimoto

I wanna be Front Cover

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    I wanna be

    adachi please

Artist Profile

  • adachi please

    札幌市にて2005年結成の四人組ロックバンド。5年間、青春の全てを懸けて駆け抜けた末、2010年に解散。11年の時を超えて2021年再結成。一度社会に与した彼らの歌は確実に誰かのど真ん中と成って甦る。This is 安達プリーズ、青春は今ここからである。

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