色めく街は 色彩を身に纏い
花のたより そよ風の導き
石畳に続く 日常の果て
青い蝶が 肩にとまった
「君は何処へ行くの?」
なんて問いかけてみた
朝日を浴び 一人街を歩く
橋の上で たなびく空を仰ぐ
白い雲が 水面に浮かんだ
波は眩しくて せせらぎに耳を澄ます
「おはよう」「いい日だね」
「元気だね。」「これひとつ!」
「どこいくの?」「内緒だよ。」
揺れる髪がなびく
風が手招くように あてのない旅へ
駆け出す足は 高鳴る靴音たて
地図にもない場所 目指すような軌跡になる
明日のことさえも 忘れるような長い道のりでも
今はただ 星降る空を待つ
昼下がりの 穏やかな時間が
心地よくて ベンチに腰を掛けた
道の端の 黒猫と目が合った
「君は何するの?」
どんな一日を過ごすの
始まりはあっても 終わりの場所はないから
道は続く 歩くかぎり
果てのない先へ
色めく街は 色彩を身に纏い
季節の声に応えるように 日々を生きる
紙袋いっぱいに 詰め込んだ夢は
この先へ続く 道を ほら
導き 照らすでしょう
そしてまた 明日へと…
さび付いた 標識に
彩りの 花を
花信風が花びらを
そっとなびかせた
宵待ちの街頭が
この道を照らす時まで
歩く 歩く 歩く
まだ まだ・・・
どこまで来たかな。
- 作詞
Qutabire
- 作曲
Qutabire
Qutabire の“四季折々、逍遥と色めく街 (feat. 鈴湯)”を
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四季折々、逍遥と色めく街 (feat. 鈴湯)
Qutabire
- 2
石畳と道標
Qutabire
- 3
これと、それと、あれと…
Qutabire
- 4
とおりみち
Qutabire
- 5
陽だまりの靴音
Qutabire
- 6
彩花爽風
Qutabire
- 7
探し物はなんだったっけ?
Qutabire
- 8
夢む花園
Qutabire
- 9
軒下に身を寄せて
Qutabire
- 10
眠る空におやすみ
Qutabire