歌詞

埃被る鏡に　そっと(手合わせる)

その全てを模倣した

理想に成り代わる　その面影は

(まだ　まだ　終わらない)誘い

欠け落ちたまま　戻らない時を追い掛けて

寄せ集めた行方は　虚ろなカウンターフェイト

触れた鏡越しの向こう

二人だけの記憶で象る　夢の続きを描いた

どうか　答えて　教えて

まだ　囚われている

そんな紛い物

偽りを疑えば　きっと

ただ壊れてしまうから

抱き締めた夢物語と

(いつかと変わらない)装いで笑う

同じ声　同じ貌に　そっと(手合わせる)

その全てを模倣して

(崩れた)幸せを描くだけなら

(望んだ言葉も)ただ呪いとなる

欠け落ちたまま　返らない時を追い掛けて

過去に溺れた成れ果て　明日を欺いた

消えてしまわないように　縋るように

失くした標と　番い立ち尽くしている

どうか　忘れて　忘れて

ああ　私はもういない

それは

触れた鏡越しの向こう

一人だけの逆様の夢に　堕ちて堕ちては水底

聞いて　届いて　気付いて

そう　願い続ける

そんな物語