外法人形 (feat. 法尉蠱毒)のジャケット写真

歌詞

外法人形 (feat. 法尉蠱毒)

juvenile電化製品

発症すべき器官を前にして聖者を騙る

恐ろしい獣の湶骨から造られたおまえには

躊躇い疵の縫合痕すら癒せない

逆光に霞む蛋白質を強く咥え込んでいる蟲

忽ち咽喉から樹液を吐き戻し

黒洞々と零れる影へ甘い碧を混淆させてゆく

それは饐えた桜の秘密と

断頭台を仰ぐ修道女の義眼のうえに滴るだろう

埴を捏ねていた掌にはいま一振りの人切り包丁が

罪咎に憑かれた固い結瘤を解くためだけに

何遍も首を落とし続けている

返り血で濡つ満月が熟れ

捥がれる度にまた悲鳴

薬指に似合うのならば最も重い刑罰のもと

深さ六呎の水底で

鮫のような孤独をたらふく喰わせてやれ

臓腑に黄金を詰められたおまえへの贐として

いまのうちに名前を刻んでおく

再誕を迎えども

食餌の隠し場所を忘れたか

痙攣する珪素の瞼よ

須臾を秘めた卵巣が侏儒達に蹂躙される宵には

汚穢に塗れた敷石を踏むことだけが赦されていた

その意義をおまえは終ぞ悟れない儘か

蝙蝠傘を差す外法人形へ畏み申す

恐ろしい獣が目を醒ます頃に

昇る太陽がひとつだけとは限らないのだから

  • 作詞者

    法尉蠱毒

  • 作曲者

    梨皮いつき

  • プロデューサー

    juvenile電化製品

  • ボーカル

    法尉蠱毒

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