籠に閉じ込められた
飛び方も忘れた
飼い主の為だけに
歌を歌うカナリヤ
死んだ後に気づいたって
何もかも遅い
俺の声よ玉鋼の蜘蛛の糸となれ
自分で閉めたはずの石で出来た扉
年々苔が生え 開けづらくなってく
自分で選んで歩いてきた道のはずが
いつしか 歩き方を忘れ助け求める
顔を隠す理由は病じゃなく人の目
何も成し遂げることなく
掃き捨てた一年(ひととせ)
一丸となって悪を退治 それもいい
だけど自由と正義
それは逆の意味を持ってる
空っぽの人間もデカくなれば大空
今の場所明るくしたきゃ
選ぶだけだ言の葉
恐れ蹲ればもう道はそこまで
閑古鳥たちの歌に合わせ踊れ
風に舞った 花はまだ息をしてる
飽きられても まだ諦めきれず
雨は止んだ 太陽の光は
枯れてもなお私のことを
そっと抱いてくれるだろう
人からの助け舟は概ね 泥舟
それを待ってうずくまれば
世界中が敵となる
平気な顔をしてる方がどうかしてる
そんな中で次は誰が行くか
全員が待ってる
本当の味方なんかいやしないよ誰も
顔は笑顔だけど
いつも胃が痛いの耐えとる
所詮俺の仕事ならば痛い鯛の真似事
本当の姿ならば二枚貝の和物
黄金色の空 浮かぶ雲を眺めた
それはまるで穏やかな龍の姿だった
弱い人はしたがる 暴走、逆襲を
それの逆 決して群れん
堂々たる風貌
驚きと感動は
どこに行っちまった!?
着火剤はあの時に書いた日記だった
禁止ばっかりで死んじまった色彩
奪い返しに行こうぜ一緒に
風に舞った 花はまだ息をしてる
飽きられても まだ諦めきれず
雨は止んだ 太陽の光は
枯れてもなお私のことを
そっと抱いてくれるだろう
誰かが吐き捨てた夢の死骸に
小さな希望が足取られてそのまんま
ここが私の居場所なのだって
動けなくなってしまえば
何を言っても
そこにあるのは後悔と孤独と空だけ
我慢したら 100点もらえた
従えば皆 褒めてくれた
動こうとしたら 何故か
ダメなやつと言われた
心が なくなってく
あんげな大人になりたくないて
思ってた今俺がそれだ
一番嫌いなヤツは
鏡の中で笑とるわ
金持ち共を喜ばす為?
とにかく人に気に入られる為?
それじゃあ ただの踊り子の様
誰にも気づかれない
赤青黄 茶色
「最高」の色は
今ここ
血の通ってない歌じゃ花は咲かない
涙と汗があなたを輝かす
今のままでこそ舞姫となれ
苔のむすまで
- 作詞
小川大地
- 作曲
chelkyo
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- ⚫︎
舞姫
小川大地
「飼い主の為だけに 歌を歌うカナリヤ」-。
鬱屈した現代社会へと一石も二石も投じた魂の逸曲。
小川大地にしか表現できない唯一無二の「和」の音楽芸術を堪能あれ。
アーティスト情報
小川大地
宮崎県出身のミュージシャン。心を軽くする語り手としてTikTokで活躍中。 「あなたの心にビタミンを」をモットーに、聴く人々を勇気づけるラップと音楽を届ける。
小川大地の他のリリース
Lush Music